2020年06月13日

沖縄を結ぶ美しい道 Beautiful Roads of Okinawa

(1).JPG


電車の走っていない沖縄では、道路は大切な生命線で、人や物を車両で運ぶために無くてはならないインフラ設備です。とはいうものの、血管のように島内に張り巡らされた道路をくまなく走り回る事はあまり無く、いつも使う決まった道を通って日常生活を送っている人がほとんどではないでしょうか。

一度も通った事の無い道を選んでドライブをしてみたり、通り慣れた道をいつもとは違った角度から見てみると、思いがけない景色に出会うことがあります。

Since there is no railroad in Okinawa, roads are the most important infrastructure for land transportation on the island. And if you look at the roads from different angles, some of them are surprisingly artistic.

沖縄自動車道 うるま市石川伊波に架かる高架橋
The Viaduct near Ishikawa Interchange on Okinawa Expressway


恩納村仲泊と、うるま市石川の間は沖縄本島の西海岸と東海岸の間の距離が一番狭い場所で、直線距離で約3キロです。何年もの間、仲泊〜石川の行き来はここを結ぶ県道73号線を使っていましたが、つい最近、同僚と石川の市街地へ向かう時に、73号線に沿うように走るいわゆる「裏道」を教えてもらいました。近くに住んでいたのにそれまで通った事が無かった事に驚きでしたが、それよりも驚いたのは、そこに広がる景色でした。

畑の間をくねくね走る片側一車線の田舎道で、道路脇の広場には黒くて立派な牛が繋がれています。そして電照菊畑や緑の葉を揺らすサトウキビ畑、青々と茂った原っぱを横切るようにアーチが連なったコンクリート製の橋が掛けられています。

(2).JPG



これは沖縄自動車道の石川IC〜石川伊波の丘の間に架かる高架橋で、多少周辺の牛舎からワイルドな香りが漂ってきますが、そこだけまるでヨーロッパの片田舎の様な牧歌的な光景で、イギリス南部のサセックス(Sussex) にあるウーズバレー高架橋(Ouse Valley Viaduct) を思い起こさせるデザインです。この景色を目の前に、頭の中でふいに「おお牧場はみどり」が流れ始めます。

沖縄自動車道は何度も通っていますが、道路の下にこのような景色が広がっているとは全く想像もしていませんでした。

歩いて高架橋の下へ向かいます。橋の下には小川が流れていて、水際まで下りられる階段もあります。

真下から見る高架橋は迫力です。

(3).JPG


(4).JPG
高架橋の下に牛!


地面からの高さは目測で30m(?)ほどで橋脚部分にアーチ型の開口部があり、合わせ鏡を覗いた時のように開口部のアーチが小さくなりながら奥の方へ続いています。

近くの牛舎から「モ〜〜〜」と聞こえてくる牛の声で、車へ戻る頃には頭の中で流れていた曲がいつの間にか「ドナドナ」に替わっていました。

Until very recently, I did not even know there was a beautiful arch viaduct, which is a part of Okinawa Expressway, near Ishikawa Interchange even though I have driven on it so many times in my whole life. The viaduct in Ishikawa-Iha standing in the middle of the green field reminds me of beautiful Ouse Valley Railway Viaduct in Sussex, England which is Grade II listed building of the Historic Buildings and Monuments Commission for England.

那覇空港自動車道 南風原高架橋
Naha Airport Expressway Haebaru Viaduct


(5).JPG


沖縄でアーチの美しい高架橋と言えば、知る人も多い南風原(はえばる)高架橋です。西原町から南風原町にあるイオン南風原ショッピングセンターへ向かう下道(自動車道ではない一般道路)から圧巻のアーチを見る事が出来ます。

伊波の高架橋がどっしりと貫禄があるのに対して、南風原高架橋の見た目はすっきりスレンダーで、私が特に気に入っている部分は西原JCT近くの高架橋が2段に分かれている場所です。

設計を行った千代田コンサルタント九州支店の南風原高架橋についての説明によると、「橋梁形式の選定にあたっては、…(中略)… グスクや石造りアーチ橋に見られる曲線の優美さを連続的に配置したRC連続アーチ橋形式を選定しました」との事で、全長828mの橋は21のアーチで支えられています。

(6).JPG


確かに、中城城址や座喜味城址で見られる沖縄の城(グスク)のアーチ型の城門や、首里城近くにある弁財天堂の天女橋のような、かつて沖縄各地の川や池の中島にかけられた石矼(いしばし)、そして民家のワーフール(豚便所)にいたるまで、石造りアーチは古来、沖縄の生活や文化に浸透してきた建築のデザインで、景色の中にしっくりと馴染みます。南風原高架橋はそのデザインの美しさから「土木学会デザイン賞2002 優秀賞」を受賞しています。

ちなみに、南風原や伊波の高架橋の美しさが際立っているのは、周りに広がる自然の緑との調和が大きなポイントで、仮に高架橋の周りがコンクリートの住宅街や高層ビルであれば、橋の魅力は半減していたのではないでしょうか。

(7).JPG


Another beautiful viaduct is a part of Naha Airport Expressway. The Haebaru Viaduct is 828 meter long arch bridge with 21 arches. You can see the arches from the road runs along Haebaru Dam. Haebaru Viaduct won Civil Engineering Design Prize 2002, JSCE for its design which blends in with surrounding natural environment.

恩納村の仲泊大橋とツマサ橋
Nakadomari-Ohashi Bridge and Tsumasa Bridge in Onna Village



国道58号線を、おんなの駅「なかゆくい市場」から北向けに進むと坂道の頂上付近に架かるのが「仲泊大橋」で、橋の上からはエメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く東シナ海を一望する事が出来る絶景ポイントです。そして58号線を仲泊大橋の手前で左側車線から下り、石川方面へ向かって県道73号線へ繋いでいるのが「ツマサ橋」です。

ここは夕方、犬と散歩で時々通るのですが、仲泊大橋とツマサ橋の間にある、集落へ続く階段から見る二つの橋の景色が好きです。

(8).JPG


石川向けに右下へ流れるように延びる道とその上に交差して名護向けに、やや左側へカーブして延びる仲泊大橋の曲線、そしてこの無機質なコンクリートと鉄骨の景色が、夕暮れ時、オレンジ色の街路灯が灯ると温かみのあるノスタルジックな景色に変わります。真っ暗な海辺で皆で囲んだキャンプファイヤーや、子供の頃、台風で停電になった家の中で灯したロウソクの明かりのような懐かしさです。

最近は省エネの為だとは思いますが、目玉に刺さるようにまぶしくて冷たい印象の白色LEDの街路灯が増えて少し残念に思っていたのですが、つい先日、人にやさしく虫もよせつけにくい、みかん色の低誘虫LED照明、その名も「美観灯(みかんとう)」をラジオで紹介していました。夕焼け色の美観灯が沖縄でも普及する事を願います。

80.JPG


Nakadomari-Ohashi bridge and Tsumasa bridge are located where route 58 and route 73 in Nakadomari, Onna cross. Tsumasa bridge stretching to lower right direction towards Ishikawa and Nakadomari-Ohashi bridge cross over it running slightly towards left. The concrete and steel frame bridges look very cold, however, at sunset when the orange street lights turn on, the scenery becomes something warm and nostalgic.

彼らの後ろに道はできる
Men at Work


(10).JPG


いつもとは違う視点に立って見ると、毎日何気なく通っている何の変哲もない道が見せる、まるで素晴らしい芸術作品のような一面に驚かされます。

私たちの生活を便利にする道、島中をドライブして周れる道(時より、なぜ?と思う場所に道路があったりしますが・・・)、景色に溶け込んだ美しい道。そしてそこには、その道を実際に造る人々がいます。真夏の炎天下、ユラユラと陽炎の立ち昇る灼熱地獄のアスファルトの上や、真冬の強風で体感温度が零度になる中、投光器の下で夜通し現場で働いて沖縄の道を造って来た人達に感謝します! 

Our lives became easier and much more convenient because many places around the island are connected by the roads. There are people actually building the roads during hot summer days under the burning sun and on the sizzling hot asphalt, or at the middle of the night during the winter when the temperature drops to zero degree Celsius with wind chill factor. I would like to thank all these people who work hard to make our lives easier and better!

posted by Misa Alta at 12:12| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月23日

壮大な地球を感じる!ジョシュアツリー国立公園 Feel the Earth at Joshua Tree National Park in California!

[1].JPG


「ジョシュアツリー」を知ったのは、アイルランドのロックバンド「U2」のアルバム「THE JOSHUA TREE」のCDを通してでした。メンバーの後ろにグニャリと曲がった奇妙な形の木が写った白黒の写真が印象的で、きっと収められていた曲が好きだったのが理由で写真に写るジョシュアツリーにも興味を持ったのだと思います。2019年、節目の誕生日を記念して、カリフォルニア州にあるジョシュアツリー国立公園(Joshua Tree National Park) へ実物を見に行くことにしました。

The very first time I heard about the Joshua Tree was through U2's album THE JOSHUA TREE. Because I like the songs in the album, I became interested in the strange looking tree as well. To celebrate my big birthday this year, I decided to go to Joshua Tree National Park in California to see it myself.

フリーウェイからの景色
I-10


9月最後の月曜日、滞在していたオレンジカウンティ(Orange County) を出発して、その名も「ジョシュアツリービレッジ(Joshua Tree Village)」を目指してフリーウェイを東へ進みます。

ほとんど、行き当たりばったりの旅だったので、前日にジョシュアツリー国立公園入口に一番近くて安いモーテルを1泊予約しました。車の外の景色は、ロサンジェルス郊外の街並みからだんだんと建物がまばらな乾燥した砂漠の景色へと変わって行きます。

[2].JPG


ところどころに枯れた茂みがへばりついた岩と土だけの丘の間に延びるI-10(アイ・テン:州間高速道路10号線)は、カリフォルニア州サンタモニカから大陸の東の端フロリダ州ジャクソンビルまで続いています。フリーウェイの制限速度は60マイル(96キロ!)ですが、ほとんどの車は80マイル以上のスピードで走っているので、周りの車にどんどん抜かされていきます。周りに比べればノロノロ運転ですが、それでも青空の下、100キロのスピードで砂漠の中を走って行くのはなんとも爽快です。

On the last day of September 2019, my son and I left the Airbnb in Orange County and headed for our destination; Joshua Tree Village. We got on I-10 (Interstate 10), which stretches from Santa Monica, California to Jacksonville, Florida, and drove towards east. After a while, the view outside of the window changed completely and we were in the desert of California.

サンゴルゴニオ峠ウィンドファーム
San Gorgonio Pass Wind Farm


砂漠の中に突如、周りの景色に不釣り合いな高いビルが一つそびえ立っています。モロンゴインディアン居留地(Morongo Reservation)にあるカジノです。そのカジノを過ぎたあたりから、道路の両側に白くて大きな風力発電用の風車の列が現れ始めます。

この辺りは「サンゴルゴニオ峠(San Gorgonio Pass)」と呼ばれる場所で、両側にある山の標高は9000フィート(2700メートル)を超え、ウィキペディアによると、アメリカでもっとも風の強い場所の一つだそうです。I-10を下りSR-62(カリフォルニア州高速道路62号線、通称『29パームス・ハイウェイ(29 Palms Highway)』)に入ったところで、横道に入り車を停め、降りようとドアを開けた時に想像以上の強風だと気がつきました。

目の前には、はるか遠くまで広がる大地を埋め尽くす白い風車が彼方の山のふもとまで整然と並び、耳元では乾燥した風の音がゴーゴーと響きます。まさに圧巻の光景です!

[3].JPG


As soon as we passed the tall building of the casino in Morongo Reservation, big white wind mills appeared on both sides of I-10. The area is called San Gorgonio Pass and according to Wikipedia, it is one of the most windy places in the United States. The rows of giant wind mills lined up across the desert all the way to the foot of the mountains in far distance. What an awesome sight to see!

ハイデザートモーテル
High Desert MOTEL


62号線を進み、ユッカバレー(Yucca Valley) の街に入る頃から両脇に独特な形の木が現れます。始めて見る本物のジョシュアツリーです! 

大きなスーパーやレストランの立ち並ぶ中心地を過ぎて、もうしばらく車を走らせると、いよいよジョシュアツリービレッジに到着です。ジョシュアツリー国立公園の西口がある、人口約7400人(2010年アメリカ国勢調査)の小さな村です。村の入口、中心地の外れにこの日の宿「ハイデザートモーテル(High Desert MOTEL)」があります。

[4].JPG


何の変哲もない、アメリカの幹線道路沿いによくあるロードサイド・モーテルですが、一目でこの場所が気に入りました。

タージマハルの写真が飾られたカウンターの奥からインド人の男性が出てきて、チェックインを済ませます。部屋のカギと、9軒のカフェやレストラン(多分、村にあるほとんどの飲食店)の名前が印刷された割引クーポン券をもらい、部屋へ向かいます。

建物はそれほど新しくは無いのですが、最近リフォームされた様子の掃除の行き届いた部屋の壁は一つの面が明るい群青色、もう一つの面とバスルームがミントグリーン、残りは白、そしてサーモンピンクの部屋のドアにインド的センスが光ります。部屋の窓からはモーテルの看板と目の前を走る62号線、岩だらけの山が見えるだけですが、すごく気持ちがいいので、もう一泊滞在する事にしました。

[5]2.JPG
小さなプール付き!
It comes with a small swimming pool!


We got off I-10 and took Route 62 (California State Route 62) or "29 Palms Highway". After passing through town of Yucca Valley, we arrived at Joshua Tree Village. It was easy to spot the motel, which was close to the National Park entrance and cheapest, that we reserved the day before for just one night. I liked the place instantly. Not very new, but the room was clean and walls were newly painted in blue, mint green and white with salmon pink door. All I could see from the window were the motel sign, highway, and bare mountain of the National Park. We decided to stay there one extra day.

砂漠の賢者ジョシュアツリー
Meeting the Wise Man


延泊分の料金を支払い、モーテルを出て国立公園へ向かいます。時刻はすでに午後3時近くです。

始めに西口にあるジョシュアツリービジターセンター(Joshua Tree Visitor Center) へ向かい、入園料を支払い公園内の地図をもらいます。商用ではない乗用車一台の7日間有効なパスは$30で、期間中何度でも出入りが可能です。料金を支払う際にもらうパンフレットにも記載されていますが、国立公園内のほとんどのエリアでスマホ、携帯電話は圏外です。十分な水と地図を持って行くことが必須です。

対応してくれたセンターの男性職員に、おすすめの場所たずねると、どこも素晴らしいけど、と前置きして、ヒドゥンバレー(Hidden Valley)やバーカーダム(Barker Dam)、晴れの日はメキシコまで見えるキーズビュー(Key's View)、スカルロック(Skull Rock)を教えてくれました。

[6].JPG


国立公園内には至る所に様々な形と大きさのジョシュアツリーが自生しています。U2のアルバムの写真には、少しやる気がなさそうに写っているジョシュアツリーですが、間近で見るとエネルギーに満ち溢れています! 

ちなみに、ジョシュアツリーは観葉植物として馴染み深いユッカ(青年の木)の仲間だそうです。国立公園よりも標高の低い場所にあるジョシュアツリービレッジでも標高は2736フィート(834メートル)あり、ジョシュアツリーは標高2000〜6000フィート(約600〜1800メートル)のモハビデザート(Mojave Desert)だけに生育しているそうです。ユッカの中でも一番大型で、大きなものは約12メートルもの高さになり、通常150年ほど生きるそうですが、以前は高さが80フィート(約24メートル)の個体があり、推定樹齢は1000年だったとの話もあります。エネルギーの塊のジョシュアツリーは、砂漠に生息する様々な生き物の大切な住処にもなっています。

[6]2.jpg
高さが10メートルほどあるジョシュアツリーの大木! 
The tree is about 10 m high!
   

奇妙な形の岩山とジョシュアツリーの林の間に走る道路の脇の停車帯に車を停めて、気に入った形の木のところまで歩いてみます。砂漠にはジョシュアツリー以外にも、さまざまな種類のサボテンや小さな花をつけた植物が辺り一面に生えています。どこを見ても絵になる光景で、想像していた以上に素晴らしい場所です!

[7].JPG


[8].JPG


[9].JPG
  

何度も車を停めて写真を撮ったり、岩山に登ったりしていると、気づいた頃には日が傾きかけていました。

いったんモーテルに戻り、割引クーポンに載っていた、近くのインド料理の店「SAM'S PIZZA & SUB AND INDIAN FOOD」で手頃で美味しい本場のインド料理を堪能した後、星を見に公園へ戻ります。残念ながら近隣の街の明かりで、期待していたほど星は見えませんが、それでも天の川がハッキリと見える美しい夜空です。そして、夜の公園内ではパンフレットにも載っていたネズミらしき小さな生き物とコヨーテかキツネ(車の前を横切る一瞬だったので分からずじまい)に数回遭遇する幸運に恵まれました!

After extending our stay at the motel, we headed to the Joshua Tree Visitor Center and paid the fee to enter the park. It was $30 for one non-commercial vehicle and the pass was good for 7 days. There is no cell phone coverage in the park, so you must get maps at the Visitor Center, and bring plenty of water with you. I could see various shapes and sizes of Joshua Tree in the park. Joshua Tree (Yucca brevifolia) belongs to the genus Yucca. It grows in 600 - 1800 feet elevation of the Mojave Desert. The life span is average of 150 years, however, according to the various information, some of them can live for 1000 years! Joshua Trees are also home to many creatures in the desert.

エネルギー溢れる大地
Enjoy and Feel the Earth


翌朝、モーテルの周辺を散策してみます。モーテル裏手には荒野の中にポツンと人気のない小さな教会が建っていて、壁には体がライオンで鳥の顔を持つ生き物がピンクや黄、オレンジで色鮮やかに描かれています。

[10J].jpg
Photo: Joshua Akeno


昼、車にガソリンを入れてランチを食べた後、ジョシュアツリービレッジのメインストリートを見て回ります。掘り出し物が見つかりそうなリサイクルショップや土産屋、小さなカフェが62号線沿いの300メートル程の間に点々と並びます。LA辺りから来たであろう、ちょっとおしゃれな人達はオーガニックフードのカフェに集っています。

[11].JPG


午後、ビジターセンター職員おすすめのバーカーダムへ向かいます。ここには1時間ほどで周れる短いトレイルがあります。

1900年頃に牧畜の為に造られた貯水用ダムの跡地には、雨の後に小さな池が現れるようですが、この日は水は完全に干上がっていました。それでも、周辺には緑の木々が生え、重なり合う大小の岩の間を歩いたり、アメリカオオモズ(Loggerhead shrike)が10数メートル先回りをしてついて来たりと、気持ちのいいハイキングを楽しみます。このトレイルでは岩穴に残されたインディアンのペトログリフ(岩面彫刻)も見ることができます。

[13J].jpg
Photo: Joshua Akeno


[12]2.JPG
しばらくついて来たアメリカオオモズ 
Stalked by the Loggerhead shrike


[14J].jpg
Photo: Joshua Akeno
バーカーダムトレイルに残されたインディアンのペトログリフ 
Indian's Petroglyphs at Barker Dam Trail


車道から離れたこの場所で立ち止まりじっとしてみると、普段味わう事のない、不思議なほど音の無い世界に包まれます。

ハイキングの後に向かったKey's Viewには、夕日が山に沈む直前に絶妙なタイミングでたどり着きました。日没直後のピンクや紫に染まる空と影絵のように浮かび上がる周囲の山の稜線は息を飲む美しさです。

[15].JPG


標高5185フィート(約1580メートル)から見下ろす谷間には、明かりがともり始めた海抜マイナス71フィート(マイナス22メートル)に位置するコーチェラ(Coachella)の町やソルトン湖(Salton Sea)が広がります。そしてこの谷間にはサンアンドレアス断層(San Andreas Fault) という、太平洋プレートと北アメリカプレートがぶつかる地球の割れ目が走っているそうです。

地球や自然はとても繊細で大らかで、その大いなるパワーは心と体にしみ込んできます。日常に戻っても、またしばらく頑張れそうです!

[16].JPG


In Joshua Tree Village, there are some interesting shops and nice little cafes along 29 Palms Hwy. After checking some of the places, we went back to the National Park for short trekking. Barker Dam is a reservoir that was built to hold water for cattle around 1900. Unfortunately the water was completely dried up when we were there, but it was still interesting trail for short hiking (about 1 mile). After the hike, we headed to Key's View (5185 ft.: 1581m). We were just in time to see the sunset from the ridge. Underneath, I could see town of Coachella and Salton See, which are below sea level, laying in the valley. In the valley, there is also San Andreas Fault where the Pacific and the North American Plates meet. We were not only standing on the ridge of the mountain, but also on the edge of the North American Plate where great force of the earth is generated!


ジョシュアツリー国立公園:Joshua Tree National Park
住所 Address:74485 National Park Dr. Twentynine Palms, CA 92277-3597
TEL: 760-367-5500



ラベル:自然 絶景 その他
posted by Misa Alta at 21:30| 沖縄 ☔| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月24日

帰って来たパン屋さん!恩納村冨着のCAFE Swell  CAFE Swell in Fuchaku, Onna Village, Okinawa

[1].JPG


4、5年ほど前(だったと思う)、恩納村冨着にあるモアイ像が目印の「ステーキハウスjam(ジャム)」の裏手にあったお気に入りのカフェが閉店してとても残念でした。カフェのある場所と店の雰囲気がとても素敵で、閉店後はどうなってしまうのかと心配していました。

ところが、2019年1月、同じ場所に新しいカフェの看板と「近日オープン」の文字を発見。それも、何と朝7時からの営業。2月24日の県民投票の日、朝一で投票を済ませた後、ドキドキしながら早速カフェへ向かいました。

There used to be a very nice cafe with bakery in Fuchaku, Onna. I loved the calm atmosphere of the place, so I was very sad when they closed the business about 4 or 5 years ago. However, in January 2019, the cafe came back with a new name with same great atmosphere!

パン屋さんのカフェの復活
Back in Town!


恩納村前兼久〜冨着の間はホテルや観光客相手の飲食店が立ち並ぶ、沖縄で有名なリゾート地の一つで、ここ数年、観光シーズンになるとメインストリートの58号線は国内外からの観光客やレンタカーの往来が増え、賑やかなエリアになりました。地域が賑やかになる反面、やんばる色が薄くなって行く中、1月にオープンしたCAFE Swell(カフェ スウェル)は以前のカフェのままの雰囲気で、賑やかなリゾート地の中にありながら、のんびりとした時間が流れています。

ステーキハウスJamの入口右手奥へ伸びる小道をダイビングショップの横を抜けてヤドカリ・カニ・カタツムリの横断に注意しながらたどって行きます。

[3].jpg


敷地内の小さな池に流れる水音が心地いい、バリ島のロスメン(安宿)へ続いていそうな小道の両脇には、りっぱな「ヒゲ」を伸ばしたガジュマルやヤシ、オオタニワタリ、シダが生い茂り、このエリアに残された最後の「やんばる」が味わえます。

たどり着いたカフェは周りを緑の木々に囲まれた以前のままのたたずまいです。東南アジアやハワイを思わせる高床式の建物で、以前は犬小屋が並んでいた店の前の広いテラスの下は、今は数匹の猫の住処になっています。

[4].jpg


カフェと言っても、パン屋さんのカフェ、という場所だったのですが、Swellは店の内装もほとんど変わらず、以前のように自家製パンを販売しています。

ハワイ風の雑貨がディスプレイされた温かみのある木造の店内は、腰みの(ラフィア・フラと言うらしい)や壁いっぱいの巨大なカジキ、パンのショーケースの設置されたカウンター、赤ちゃん連れにも嬉しい畳敷きの囲いのあるスペースがあります。

[5].JPG


テラスへ続く大きな掃き出し窓の横のテーブル席からはのんびりと表に広がる緑が眺められ、BGMには心地いいボサノバが流れています。

[6].jpg


[6]2.JPG


CAFE Swell opened in January 2019 is located behind Steak House jam where Moai statue stands right in front of the restaurant. Follow the small path on the right side of jam. There are Bayan tree with its long "beard", palm tree, and other tropical plants in the garden. At the end of the path, you will see the cafe in lush greenery. The place is very calm and peaceful. Inside of the cafe, there are some Hawaiian straw skirts, huge Marlin, and etc. displayed, and you can enjoy beautiful Yanbaru forest like garden from a big window next to the table. The cafe is also bakery and they have about 10 different kinds of baked goods inside the showcase on the counter.


鉄板のフレンチトースト!
Home Made French Toast



朝7時過ぎ、客は私一人です。カウンターの向こうのウォーリー似(ロボットではなくボーダーシャツのほう)の男性が爽やかな笑顔で迎えてくれます。フレンチトースト(¥700)を注文して席へ着きます。この日はオープンしてまだ間もなく、朝7時にやってくる客はあまりいないと言います。店には申し訳ないのですが、個人的には貸し切り気分で最高です。

フレンチトーストには、目玉焼き、ベーコン、ウィンナー、大盛のサラダとドリンクが付いています。自家製のサラダドレッシングはさっぱりとした酸っぱさのシークワサーマヨネーズと、ガーリックと玉ねぎがたっぷり入った和風ドレッシングの2種類がありますが、どちらも美味しいので半分づつかけて食べます。フレンチトーストは厚さが3センチ程で、中までしっとり卵がしみ込んだ、もちろん自家製の食パンです。

CAFE Swellはjamの系列の店で、カフェ入口の左手奥には夜はjamの貸し切り用として使用している、中央にステーキの鉄板が備え付けられたカウンターのある12名収容の小部屋があり、フレンチトーストはこの鉄板の上で焼かれます。

[7].jpg


[8].jpg


カフェのメニューにはその他にもロブスター&シュリンプ、B.L.T.、リブステーキ、ベジタリアンにもうれしい野菜、などのグリルサンドイッチがあります。

I ordered French toast (¥700) and it comes with an egg, sausages, strips of bacon, a bowl of salad with homemade dressing, and drink. They also have grilled sandwiches such as; Lobster & Shrimp, B.L.T., Rib steak, Fish, Vegetable and etc..

焼きたてパン!
Just Baked!


[9].JPG


ボリュームのある朝食だったので、日を改めてパンを食べにカフェへ行く事にしました。

パンは朝10:30頃にカウンターに並び始めます。Swellで焼くパンのほとんどは国産小麦粉を使用して作られていて、この日最初に焼きあがったオリーブとチーズの入った葉っぱの形をした「フーガス」とカフェラテを注文します。こんがりとした焼き色に仕上がったフ―ガスは外は固めで中はモチモチのパンで、甘くないので小腹が空いた時の軽食にピッタリです。運ばれてきたカフェラテの泡の上を細かいラインと中央のハートが見事なラテアートが飾ります!

[10].JPG


カフェで出しているコーヒーは、エスプレッソ用の深煎りとドリップ用のエチオピア産、どちらも地元では有名な恩納村山田の「サンスイ珈琲」の豆を使用しているそうです。

外の緑を眺めながらパンとコーヒーを楽しんでいると、カウンターに焼きたてのパンが運ばれてきました。Swellの人気商品の一つ「まんまるチーズ」を追加注文します。まんまるチーズは太鼓の様な形をしていて、中にはゴーダチーズが入っています。生地はほんのり甘くモチモチで、チーズのしょっぱさと甘さが程よくマッチしています。

[10]2.JPG


Breads are ready around 10:30 in the morning. At Swell, they use domestic flour for most of the breads. All of them look delicious, but I chose Fougasse with cheese and olives inside, and Swell's popular bread "Man-maru cheese" (round cheese) with gouda cheese inside. Both of them are delicious and tast even better with cafe latte with beautiful latte art on top of it! The coffee beans are locally roasted at Sansui Coffee in Yamada, Onna Village.


Swellの店長さん
He's the Chef, Father, and Baker



[11].JPG


ウォーリー似の男性は、CAFE Swellの店長兼jam沖縄店主任の比知屋政樹(ひちや まさき)さんです。比知屋さんはjamで働き始めて今年で14年目になるそうで、夜はjamで鉄板焼きのシェフとしても腕を振るっています。さすが鉄板の前でフレンチトーストを焼く手さばきがさまになっています。とても話しやすい気さくな人で、テラス席は犬もOKと教えてくれました。

Swellのネーミングの由来は「オーナーがサーフィン好きだから」で、比知屋さん自身もサーフィンをするそうですが、最近はもっぱら釣りに行くことが多いそうです。

カフェ内の赤ちゃんスペースは、3歳と1歳の子供の父親でもある比知屋さんの希望で、カフェを再オープンする際に設けられたそうです。凝り性の比知屋さんは、パン作りに興味を持ち始めると、日本中のベーカリーを食べ歩きをしながらパン作りを独学で習得するほどで、現在のベーカリースタッフが産休に入る今年夏頃、カフェで販売するパン作りも行う予定です(もともとjamで出している付け合わせのパンはシェフの手作り)。

The man greeted me is Mr. Masaki Hichiya, a manager of CAFE Swell and also Chief of Steak House jam (Swell and jam are owned by the same owner). He is a teppanyaki chef of jam at night, and makes French toast on teppan in the room next to the cafe which is used as jam's private party room at night. There is a fenced area with tatami mats on the floor at the corner of the cafe and people with small child can come and relax as well. Creating the "baby's corner" was an idea of Mr. Hichiya, who is father to 3 year old girl and 1 year old boy. Mr. Hichiya told me that the cafe's baker was going to be on the maternity leave in this summer, and he would bake breads for Swell during her absence!

ファミリービジネス
Family Business


表の緑の木々の間から鳥のさえずりが聞こえ、その中を一匹のモンキチョウがヒラヒラと飛んでいます。向かいの建物からバットを抱えた女性がカフェの方へやって来ました。ベーカリースタッフのこの女性は現在1人で約10種類のパンを焼いているそうです。

なんと女性の妹さんが比知屋さんの奥さんで妹さんからベーカリースタッフの事を聞き、Swellで働くことになったそうで、自身の旦那さんもjamで働いているそうです。そしてそれだけではなく、現オーナーの奥さんは一代目オーナーの娘さんだという事で、jamは皆が繋がっている一つの大きな家族のようです。jamの本社は愛知県にあり、年に一回、沖縄のスタッフが愛知へ行ったり、愛知のスタッフが沖縄へ来たりするそうで、「研修ですか?」の問に「旅行です」の答え。これはもう社員旅行ではなく家族旅行です。

jam一家が切り盛りする、家族連れにも優しいCAFE Swell。58号線沿い、jamのモアイ像のある広々とした駐車場と朝7時からイートインができる嬉しいカフェは、やんばるへドライブへ行く途中の朝食やランチ、コーヒーブレイクにもピッタリなリゾート地の中のオアシスです!

[12].jpg


The baker of Swell happen to be Mr. Hichiya's wife's sister. And the wife's sister's husband also works for jam. And also, current owner's wife is previous owner's daughter! jam family's new cafe is great place for many families. There is a big parking lot in front of jam restaurant, so stop by for early morning breakfast, brunch, or coffee break on the way to or back from Yanbaru road trip!

CAFE Swell (カフェ スウェル)
住所:沖縄県国頭郡恩納村字冨着1518 
電話:090-1943−6334 
インスタグラム: @cafeswell  

CAFE Swell
Address: 1518 Fuchaku, Onna, Kunigami, Okinawa
Phone Number: 090-1943-6334
Instagram: @cafeswell


posted by Misa Alta at 10:03| 沖縄 ☔| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。