2018年06月05日

雨ニモマケズ風ニモマケズ営業中! Cave Okinawa (ぬちしぬじガマ) Cave Okinawa (Nuchishinuji-gama) in Ishikawa, Uruma City

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以前から自宅から車で5分程の所に「ぬちしぬじガマ」という看板が出ているのには気が付いていました。沖縄ではあちこちに「ガマ」と呼ばれる大小の洞窟があるのでその一つだろうと、特に気にも留めていませんでしたが、最近その場所に「Cave Okinawa(ケイブ オキナワ)」と書かれた大きな写真入りの看板が登場しました。写真によると私が想像していたより大きな鍾乳洞のようです。梅雨入り宣言以来、晴天が続き、多くの沖縄県民が待ち望んでいた恵の雨が降り始めた週末、犬と連れ立って謎の洞窟の真相を突き止めに行くことにしました。

Recently, a new big sign of "Cave Okinawa" with a picture of limestone cave appeared on the side of the road where I often drive by. One rainy weekend, I decided to go see the cave where I can visit rain or shine.

Cave Okinawa 受付事務所
Ticket Office

どんより曇り空のこの日、天気を気にせず出かけられる場所で思いついたのが鍾乳洞です。県道6号線を恩納村仲泊(なかどまり)からうるま市石川の嘉手刈(かでかる)へ向かうと、道路脇に「ぬちしぬじガマ」の標識があります。

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そこから最近建てられた鍾乳洞の写真入りの「入場料 大人¥500 子供¥300 Cave Okinawa」の看板横の脇道へ入ります。 300メートルほど先に受付事務所の看板があり、駐車場の一角の屋根の下に大人数が座れるベンチが設けられています。事務所から出てきた男性に犬を連れて行ってもいいか確認すると、構わないとの事。料金を支払いパンフレットをもらいます。

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男性は「原付バイクで先に行って洞窟の照明をつけるから、歩いてきてくださいね。看板が出てますから」と言って行ってしまいました。

鍾乳洞をめざして看板を頼りに歩き始めます。道すがら、ラッキョウのような形の白い月桃のつぼみが開き、鮮やかな黄に赤い模様の花びらを中からのぞかせているのが目に留まります。

50メートルほど歩いて洞窟入口へ到着です。

Cave Okinawa is located near Route 6 which connects Nakadomari, Onna Village and Kadekaru area of Ishikawa, Uruma City. There is a sign with "入場料 大人\500 子供\300 Cave Okinawa" with a picture of the cave. Follow the arrow and keep going straight until you see the sign of "Cave Okinawa Receptionist". There is a parking space in front of the ticket office. After you pay the admission fee, staff will turn on the lights inside the cave for you, and you have to walk up the hill for about 50 m to the entrance of the cave (there are signs along the road).

鍾乳洞内へ潜入
Enter the Cave


入口から出口まで通路があって、真っすぐの一本道だから迷うことはない、と言い「犬は階段上れる?なら大丈夫」と言って男性は去ってしまいました。

パンフレットには全長200メートルの洞窟内の見どころや鍾乳洞のできかた、洞窟に住む生物などについての説明があります。明かりがついているのですが、最初はちょっと不安です。犬は落ち着きなく、中へ入ろうとしませんが、強行して進みます。

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しばらく進むと、洞窟内は流れるような独特の形の鍾乳石で両脇や天井が覆われはじめ、最初の「広場」へ到着です。

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ライトアップされた石筍やつららのような鍾乳石が天井からぶら下がっています。鍾乳石はとんがっていたり、まんまるだったりと、様々な形を作り上げていて、想像していたよりも本格的な鍾乳洞です。

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鍾乳洞内は湿度が高く、前日の大雨のせいか、天井から無数の水滴がポタポタと落ちてきます。

広場から次へ進むのに、工事現場の足場に設置されるような階段でつながっていますが、犬が登るのを嫌がるので(金属音と感触が嫌いらしい)仕方なく抱いて階段を上がります。

There will be no guide and you can walk inside the cave at your own pace. It is one straight path from the entrance to the exit (200m), so you will not get lost inside. Water is dripping from the ceiling of the cave. This must be from the heavy rain from the day before. Not very far from the entrance, there is a wider space called "Plaza" where you can observe many different shapes of limestone illuminated by the lights.

「ぬちしぬじガマ」とは?
What is Nuchishinuji-gama?


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そもそも「ぬちしぬじガマ」とは「命しぬじガマ」と書かれ、パンフレットの説明によると、「沖縄の方言で『命をしのいだ洞窟』という意味」だそうです。

入口のある嘉手刈地区から出口の山城地区にまたがる鍾乳洞には、14世紀に今帰仁王子が内乱の末にこの地にたどり着き、洞窟に身を隠して命を取りとめ、後に石川に伊波城を築いた、という言い伝えがあります。また沖縄戦中、300人の住民は洞窟に避難した為、戦闘による死者は一人も出ず、約3か月間の避難生活の間に洞窟内で男の子一人と女の子一人が生まれた縁起のいい場所として知られているそうです。

鍾乳洞内は夏は涼しく冬は暖かで、キクガシラコウモリを始め、テナガエビ、モクズガニなども生息しているそうです。

The cave is called "Nuchishinuji-gama" by locals and it means "Cave which saved lives". According to tradition, in the 14th century, Prince of Nakijin fled to Ishikawa from Nakijin when a civil war broke out and hid inside the cave. He was saved by a daughter of Nakajo of Iha, and later, he built Iha Castle in Ishikawa. And also, during the Battle of Okinawa, 300 villagers hid inside the cave for 3 months, and nobody was caught up in the battle and lost his life. On top of that, one baby boy and one baby girl were born inside the cave during that time, so the cave is known as a place of good fortune!

「紅白岩」でますます縁起がいい「中央広場」 Center Plaza

鍾乳洞内の通路の下には水が流れています。何かいないか目を凝らしてみますが生き物は見つけられません。

さまざまな色や形の鍾乳石をカメラに収めながら進み、犬を抱えて階段を登ると、最初の広場より大きな「中央広場」へ到着です。ここで真っ先に目に入るのは、周囲の岩とは全く違った色と形をしたオレンジのクラゲのような鍾乳石です。

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ぐるりと広場を見回すと今登って来た階段の上には岩の上にふわりと薄いベールをかけたような白い鍾乳石もあります。半透明で下の岩が透けて見えるような感じといい、柔らかなヒダのような感じと言い、まるで天女の羽衣のようです!

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パンフレットには「紅白岩」とよばれる中央広場のシンボルだと記載されていて、この鍾乳洞が縁起のいい場所と言われるもう一つの理由です。紅白岩の周りを時折小さなコウモリが飛び回っています。

中央広場を後にして進むと、その先には4メートル程の高さから岩肌を流れ落ちるようにできた「黄金岩」と呼ばれる黄色い鍾乳石や、流れ出した蝋のような「キラキラ岩」が続き、出口脇に地上からの光がハート型の割れ目から差し込む「ハート岩」があります。

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出口近くの「ハート岩」
The heart shaped opening near the exsit

出口へ向かう最後の長い階段を犬を抱えて登り洞窟を後にします。

Water is running under the pathway inside the cave. I tried to find something in the water, but did not see anything. However, according to the pamphlet, there are shrimps and crabs live in the water. Walking for a little while after leaving the first "Plaza", you will come to the bigger area called "Center Plaza". There, the first thing you will probably see is orange limestone that looks like giant jelly fish. When you walk to the center of the plaza and turn around, you will see another limestone looks like thin white veil hanging on the rock. These limestones are called "Red and White Rock" in Japanese and color combination of red and white is a symbol of good fortune as well.

父から子へ。新しいアイディアで地元を盛り上げる
From Father to Son


鍾乳洞を出て大喜びの犬と駐車場へ戻ります。

受付にいた男性は、ぬちしぬじガマの初代代表の池原政安(いけはら せいあん)さんです。約20年前に修学旅行生に洞窟案内を始めたそうですが、理由は「神秘的で歴史もあって平和学習にも役立つから」だったそうですが、恥ずかしがり屋だった池原さんにとって案内を始めるのは「大きな決断」だったそうです。修学旅行生は県外からがほとんどだそうですが、慰霊の日が近づくと県内の小中学校や学童保育の生徒も平和学習の一環でやって来るそうです。       

2017年10月に次男の勇矢(ゆうや)さんが代表に就いてからは、新たな試みとして鍾乳洞内に通路や照明、通りに大きな看板を設置して一般の客が気軽に来れるように整備をしたそうです。

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2017年10月からCave Okinawaの代表を務める池原勇矢さん
The new owner Mr. Yuuya Ikehara

一般の客に開放した初めの月は見学者が50名、次の月は100名、4月には350名と期待通り訪れる人は増えているそうです。鍾乳洞は、よほどの大雨でない限り(洞窟内の水かさが増す為)、天候に左右されずに見学できるのが利点です。最近はインターネットや設置した看板の効果で、ふらりとやって来る外国人の客も増えているそうです。この日もアメリカ人女性2人組とアメリカ人家族連れ8名のグループが来ていました。

長年父親が学生たちに伝えてきた嘉手刈の歴史や自然美の素晴らしさは、今、息子によって、新しいアイディアや方法で世界中の人へ発信され始めています!

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The person who was at the ticket office that day was Mr. Seian Ikehara. He became a guide to take groups of students inside the cave about 20 years ago. He wanted to show the mysterious cave with interesting histories to many people, and also he wanted younger generation to know about the Battle of Okinawa. Most of the groups of students are from main land Japan, however, in June, the month when the Battle of Okinawa ended in 1945, many students from Okinawa visit the cave to learn about the war also. Mr. Ikehara handed over the business to his son Mr. Yuuya Ikehara in October 2017. New owner has many new ideas about the business. He installed the path way and lights inside the cave, so more people can visit the cave easily. He also installed new sign along the main road and opened the website to advertise the cave. Mr. Seian Ikehara said, each months, there were more people (including foreigners) who were not groups of students visit the cave. He is happy to see many people enjoying beautiful underground world in his home town!

Cave Okinawa (ぬちしぬじガマ)
住所:沖縄県うるま市石川嘉手刈479−1 
電話:090-9789−2094 
FAX: 098−965-6614  


Cave Okinawa
Address: 479-1 Kadekaru, Ishikawa, Uruma City, Okinawa
Phone: 090-9789-2094
FAX: 098-965-6614


 
posted by Misa Alta at 19:51| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月03日

宇宙に一番近い場所! 恩納村のJAXA沖縄宇宙通信所 JAXA Okinawa Tracking and Communications Station in Onna Village

2018年ゴールデンウィーク、恩納村ではすでにセミが鳴き始め、山ではソウシジュの黄色い花やイジュの白い花も咲き始めています。連休の前半が終了し、後半に入る合間の平日を狙って沖縄で宇宙に一番近い場所、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、通称JAXA(ジャクサ)の沖縄宇宙通信所を見学しました。

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In 2003, Japan's three Aerospace institutions were combined and Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA) was established. JAXA Okinawa Tracking and Communications Station, former Okinawa Radiowave Tracking Base, was originally established in February 1968. Some areas of the facility are open for public between 10:00 - 17:00 everyday (the facility may close without advance notice).

沖縄宇宙通信所
The Okinawa Tracking and Communications Station

国道58号線を恩納村安富祖にあるホテル「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」向けに進むと、「沖縄宇宙通信所」の道路標識が現れます。畑の間の細い道を案内板に沿って進んで行くと、大きなパラバラアンテナや巨大なサッカーボールのような白いドームが現れます。

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沖縄宇宙通信所は1968年2月に旧科学技術庁宇宙開発推進本部の「沖縄電波追跡所」として発足し、2003年10月にJAXAの施設となったそうです。主な業務は人工衛星の追跡管制で、衛星から発信される信号を取得(追跡)して、衛星の動きに修正が必要な時に指令信号をアンテナから送信(管制)しているそうです。沖縄宇宙通信所が通信管制を行っている主な衛星は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」や水循環変動観測衛星「しずく」、惑星分光観測衛星「ひさき」、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」だそうです。

読んで字のごとく、宇宙と通信しているこの施設は、年中無休、毎日10:00〜17:00の間に無料で見学する事ができます(臨時休館有り)!

The Okinawa Tracking and Communications Station (the Station) is located near The Atta Terrace Club Towers hotel in Afuso, Onna Village. There is a sign on Route 58, so follow the sings. As you get close to the Station, you will see big parabolic antennas and round domes which look like huge soccer balls.

施設見学
Visiting the Station

2018年5月時点、沖縄宇宙通信所は改修工事のため建物はカバーで覆われていて、一部入れない展示室もありますが、施設見学は可能です(工事終了予定は7月頃)。入口で受付に職業、年齢、人数、住んでいる場所の記入をして、スリッパに履き替えて建物内に入ります。

それ程大きな場所ではないのですが、色々な展示物が揃っています。エントランスには、宇宙から見た沖縄本島の写真と沖縄宇宙通信所の模型、「人工衛星打ち上げ記念デカール」が飾られています。

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デカールは、打ち上げられるロケットなどに張られるロゴのステッカーのようです。残念ながら第一展示室は工事中で見学できませんでした。第二展示室には、宇宙に関しての素朴な疑問や質問(運動はしなくていいの?食べ物は?寝るときは?トイレは?など)への答えがあります。

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そして、よくニュースなどで耳にする「国際宇宙ステーション(ISS)」の1/300模型やISSに接続されている日本実験棟「きぼう」の1/50模型、そして「きぼう」についての説明があります。「きぼう」がISSの中で一番大きい実験室である事や、日本だけの通信システムがある事、2つの窓から地球が見える事など、興味深い情報が紹介されています。

この展示室では、2017年12月から約半年間の予定でISSに長期滞在している金井宣茂(かない のりしげ)宇宙飛行士の訓練の様子や宇宙からのウィークリーレポートも展示しています。限られた資源と空間のISSで色々な国の乗組員達と長期間過ごすには、互いの理解と協力が無くてはならないだろうなと感じます。これは地球上の私たちにそのまま当てはまる事で、ISSはまるで人間が作った小さな地球のようです。

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Most of the exhibitions are introduced in Japanese, however, if you can speak Japanese and read hiragana and katakana, you may be able to understand them since there are "furigana" for most of kanji characters.

第3展示室
Exhibition Room 3

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第3展示室には、日本が打ち上げた人工衛星の模型などが展示されています。日本で最初の実用試験衛星「きく」1号は打ち上げの日の9月9日が「菊の節句」だったのが名前の由来というトリビアも紹介されています。展示室には、旧追跡管制設備も展示されています。

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説明によると、筑波宇宙センターで電波を操作する以前の平成18年(2006年)ごろまでは沖縄宇宙通信所でも追跡管制設備を使って操作していたそうです(現在は人工衛星と筑波宇宙センター間のデータ送受信の中継を行っているそうです)。丸い計器が目玉のような旧設備の管制卓は、温かみや親しみを感じます。

管制卓のとなりにあるのは体験型機材「はやぶさシミュレータ」です。「打ち上げ」「スイングバイ」「タッチダウン」「通信途絶からの回復」「大気圏再突入」の5つのミッションに挑戦でき、各ミッション終了後に点数が付いた修了証がもらえます。

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私の打ち上げた探査機は、ついに地球へ戻ることは無かった・・・。

普段ゲームをしない私には、なかなか難しく、何度かトライしていると全ミッションを終えるのに1時間ほどかかってしましました(最後の3つのミッションは全て失敗に終わった)。

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ミッション終了後、はやぶさが大気圏に突入して燃え尽きる映像には切なくなります。そして、はやぶさから地上へ送られた最後の映像には思わず胸がいっぱいになります。シミュレーションの後だったので、自分が実際にミッションに関わったかのように、思わず感情移入してしまいます。

As of May 2018, the Station is under renovation and, unfortunately, Exhibition Room 1 is not open for public (the renovation is scheduled to be finished in July 2018). In Exhibition Room 3, there are miniature satellites, and old mission control desks which were used in the Okinawa Station until Tsukuba Space Center took over the role in 2006. Right next to the mission control desks, there is "Hayabusa Simulator" which you can try missions of Hayabusa asteroid probe that traveled in space for 7 years and successfully returned the samples from asteroid "Itokawa" to Earth in 2010!

宇宙情報ルーム/ビデオルーム
PC Room/Video Room

思いがけず宇宙管制室で働く体験ができて大満足です。第3展示室を出て向かいの「宇宙情報ルーム」へ入ります。

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入ってすぐ右手に、宇宙服を着た自分の顔写真入りのポストカード作成(合成写真)の無料サービスがあります。そして、宇宙に関しての本や、パソコンで観るロケット打ち上げ映像、人工衛星についての説明、「宇宙版ゲームにチャレンジ」などがあります。はやぶさのシミュレータで憔悴しきっていたので、宇宙版ゲームはパスします。

「宇宙飛行士選抜試験にチャレンジ!」は宇宙飛行士選抜試験の長期滞在適性検査でも行われた事があるという、鏡を見ながら星の図形を鉛筆でなぞるテストです。簡単にできた、という人は宇宙飛行士になる素質があるかもしれません!

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宇宙情報ルームの隣にはビデオルームがあり、沖縄宇宙通信所についてや、その他さまざまなビデオを観る事ができます。私がビデオを観ようととした時に、機材の調子が悪くなってしまったのですが、ランチタイム(だったと思う)にも関わらず、親切な職員の人が3名もやって来て直してくれました。皆さんどうもありがとうございました!

In PC Room, you can make a post card of you in spacesuit (combine photo), play space game, and try one of the tests that was used as aptitude test to select astronaut. In Video Room right next to PC room, you can watch videos in Japanese.

ミッション・ポッシブル!
Mission Possible!

各展示室の間にある廊下にも宇宙や人工衛星についての情報パネルが展示されています。

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「日本の人工衛星・探査機打ち上げ一覧」は1970年代から2015年までの間に、いつどれくらい衛星や探査機が打ち上げられたかが一目瞭然です。70年代後半から90年代後半まで多くの打ち上げが行われていて、2000年にパタリと無くなり、2001年から再開されています。

そして、あて先の無い、切手と消印だけが付いた柄入りの封筒も展示されていますが、これは「銀座わたなべ」製作の「スぺースカバー」と呼ばれるもので、「わたなべ」のサイトの説明によると「欧米ではロケットなどの打ち上げを記念してロケットや衛星のデザインを印刷した封筒に郵便局で打ち上げの日のスタンプを押印する≪スペースカバー≫が作られる」そうで、1980年「あやめ2号」から2012年7月21日の打ち上げまでのスペースカバーが製作されたそうです。

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宇宙開発の事業には、実際のJAXAのミッション以外でも様々な分野で沢山の人達が関わっているんだなと実感します。施設を見学、体験する事で、映画やニュースで見るだけの宇宙がぐっと近くなる沖縄宇宙通信所。毎年10月頃「宇宙の日」の施設一般公開や恩納村の「うんな祭り」での「宇宙展」などイベントも開催しているそうです。詳しい情報はJAXAウェブサイトの広報や「ファン!ファン!JAXA」のサイトをチェックしてください。JAXAのサイトには、10日先までの「『きぼう』/ISSの目視予想情報」も掲載されています!

There are more information boards and exhibitions on the walls of the hall way as well, and one of them is "space covers". Space covers were made by Ginza Watanabe, using Japanese handmade paper and traditional woodblock print in design, between 1980 - 21 July 2012. There are also events held by the Okinawa Station every year around October for "Space Day" and "Unna Matsuri (Onna Festival)". For more information, please check the Okinawa Tracking and Communications Station and JAXA websites. Come and join the mission!

ラベル:その他 やんばる
posted by Misa Alta at 17:39| 沖縄 ☔| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月24日

優雅な曲線が美しい宜野座村の漢那ダム Kanna Dam in Ginoza Village, Okinawa

平成5年(1993年)3月に完成した宜野座村漢那福地川上流にある漢那ダムは、日本国内で本格的な景観設計を取り入れた先駆けで、森の中の湖畔にたたずむ古城を思わせる美しいダムです。環境保全にも力を入れる事で、25年たった今、みごとに蘇った沖縄の自然を身近に観察し、楽しめる場所です!

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Kanna Dam is located in upper stream of Ginoza-Fukuji River in Ginoza Village. It is a beautiful and elegant dam which reminds me of a medieval castle in Europe. Kanna Dam is not only beautiful dam but also designed to maintain natural environment of the area.

古城の城壁を彷彿させる本ダム堤体
Inspired by Okinawa's "Gusuku"


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漢那ダムで始めて堤体(堤防本体)を目にした時は、その優雅さに感動しました。漢那ダムのパンフレットによると、コンクリートの石積み模様は「城(グスク)」をイメージしたものだそうですが、丸みを帯びた柱や城への入口の様なエレベーター塔、堤体横に配置された鎖のかかった階段は、中世ヨーロッパの古城のようにも見えます。

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石積み模様はコンクリートの表面に発泡スチロールの型枠を張り付けて作ったそうで、型枠は「人間の手ではがさなければならなかったので、大変な作業」だったそうです。堤体横の階段を下りてそこから見上げるダムの美しさは一見の価値があります。

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また、柔らかさを演出するために多用したという曲線は、確かに、沖縄のグスクの波打つようなフォルムを連想させます。

Construction of Kanna Dam was completed in March 1993. Although it looks like a medieval European castle, according to Kanna Dam's information pamphlet, motif of Kanna Dam is "gusuku" which is an Okinawan castle. Styrofoam molds were used to create masonry pattern on concrete walls. The molds had to be removed by human hands and it was hard work to do!

ヒルギ植栽で、失われたマングローブの復元
Restoration of Mangrove


階段を降りると、ダムの下流に設けられた「下流広場」があります。シーサーが鎮座する赤瓦屋根のバルブ室横から流れ出す水音が響くこの川沿いの遊歩道がとても気持ちのいい場所で、下流河道沿いに設けられた自然石護岸に植栽されたオヒルギやメヒルギなど、マングローブを代表する植物を間近で観察できます。

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オヒルギの胎生種子
Viviparous seeds of Bruguiera gymnorhiza


もともと海水と淡水が交わる汽水域の宜野座福地川下流には、マングローブが形成されていたそうですが、海岸の護岸工事などで失われてしまったそうです。そして、漢那ダムの建設の際、地元宜野座村の小学生によって植樹された6200本のヒルギは、今では大きなものは6メートル程の高さにまで成長して、マングローブを住処とする様々な生き物を育んでいます。

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トントンミー(ミナミトビハゼ)は水切り石のように水面をジャンプして移動する!
Periophthalmus argentilineatus


ボードウォークが設置された浅瀬や淵では、カニの姿やトントンミー(ミナミトビハゼ)が水面を飛び回る姿も観察でき、時折「パチン!」とテッポウエビの鳴らす破裂音が聞こえて来ます。

If you walk down the stairs right by the dam, there is Downstream Park at the bottom of the stairs. There are small paths next to the river and you can observe plants such as Bruguiera gymnorhiza and Kandelia obovata which are plants so-called "mangrove". There used to be mangrove forest along Ginoza-Fukuji River, however, it was destroyed when seawalls were constructed along the shoreline. When the dam was constructed, 6200 mangrove seedlings were planted by school children of Ginoza, and now, there is a small mangrove forest along the river and it became a home for many creatures live in brackish water.

環境保全で蘇った自然の風景
Forest of Yanbaru Surrounding Kanna Dam


漢那ダムを訪れた3月中旬、あたりにはシャリンバイの可憐な白い花や朱やピンクの色鮮やかなツツジの花が咲き、花の蜜を求めて飛び交うチョウやハチの姿に春を感じます。

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漢那ダムでは、生態系の保全に配慮して、魚道の設置(ダム横の階段の脇にエビ、ハゼ、カニが登れるスロープが設けられています)や切土法面の早期樹林回復、小動物保護型側溝を設置して、環境保全対策に取り組んだそうです(これらはその後、全国のダム事業に取り入れられるようになったそうです)。

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ダム工事で失われた森をその土地にもともとあった植物を植栽して、早期の樹林回復を行ったそうですが、漢那ダム周辺には今ではすっかり本物のやんばるの森が再生されています!これは樹林の早期回復で周囲の景観が良くなるだけでなく、植物の根で裸地を覆う事で大雨時の崖崩れ防止の効果もあるのではないでしょうか。このような取り組みが、山を削って行う様々な工事や土地造成の際に積極的に取り入れられるといいなと思います。

森の中から聞こえてくる色々な鳥の鳴き声に混ざって、ウグイスのさえずりがひときわ高く響き渡ります。

下流広場には立派な支柱根を持つガジュマルの木が根を張り、房状になったイルカンダの花が咲いています。大きなさやえんどうの様なイルカンダの実がはじけて、碁石の様な黒くて丸い種が地面に落ちています。

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イルカンダの花 
Flowers of Mucuna macrocarpa


In Mid March, small white flowers of Rhaphiolepis umbellata, and red and pink Azalea are in full bloom. Butterflies and bees are busy collecting honey. When the dam was constructed, they tried to preserve natural environment of the area by creating fish ladder, planting plants native to the area, and installing animal friendly gutter which small animals can crawl out easily. 25 years later, the efforts were paid off and forest of yanbaru is back. There are forest surrounding Kanna Dam and you can see interesting wild plants and hear birds singing everywhere!

漢那ダム資料室
Kanna Dam Museum


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ダム管理棟の横には、入場無料の「漢那ダム資料室」があります。漢那ダム施工や、環境保全、景観配慮、水質保全対策などについての説明はもちろん、小規模ながら漢那ダムややんばるに住むメダカやオオウナギなどの水性生物の水槽や、やんばるの森のジオラマ、昆虫の標本が展示されています。

そして展示の一つの「北部の9ダムをデータで比べてみよう」は、データの比較対象がユニーク(マニアック)です。「ダム本体の大きさ(体積)」は、沖縄県庁(350,000㎥)○○個分、「ダム水面の広さ(湛水面積)」は沖縄セルラースタジアム那覇(約0.026ku)○○個分など、ローカル色があり、分かりやすいのですが、最後の項目「水を集める森の広さ(集水面積)」の対象は伊江島(27.75ku)です。多くの沖縄県民が目にした事があって、馴染み深い伊江島ですが、横から見た伊江島の姿しか頭に浮かんでこないので、「広さ」と言われても、あまりピンときません。そして、福地ダム以外の集水面積は全て「伊江島の約0.3倍の広さ」や「伊江島の約0.8倍の広さ」など、伊江島よりも小さいので、集水面積の広さを実感するよりも、伊江島の広さに感心します。

Right next to Kanna Dam, there is Kanna Dam Museum. It is small exhibition, but there, you can observe some fish, specimen of insects, and diorama of Yanbaru forest.

めだかの学校
Biotope


漢那ダムで通常一般に公開されている場所は、大きく分けて「本ダム公園」や「下流公園」のある南側のエリアと長さ500メートルの脇ダム堤頂を渡って反対側にある「湖畔公園」と「自然ふれあい公園」のある北側のエリアです。

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湖畔公園は、緑の芝生が気持ちいい多目的イベント広場があり、レクリエーションにピッタリの場所です。そして、そこから北側奥の方にある「自然ふれあい公園」は漢那ダム第二貯水池、通称「めだかの学校」で、もともとあった小さな湿地帯の水域を広げて作った人工の湿地帯だそうです。

自然ふれあい公園入口の「夢のかけ橋」を渡ると、そこは湿地に集まる鳥や生き物を観察するための小屋やデッキが設置されたビオトープです。これは、国内のダム事業でのビオトープ創造の先駆けだそうです。観察小屋ののぞき窓から池を泳ぐ水鳥たちの姿がみえます。

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そして、湿地の上に設置された観察デッキへ伸びるボードウォークの周りを赤や青のトンボが飛んでいます。

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水の中に小さな魚の姿がありますが、よく見ようとしてしゃがむと、すぐに逃げて行ってしまいます。ここには、メダカの他、グッピーやカダヤシという、メダカによく似た外国産の魚も住んでいるそうです。

緑の森の中の静かな池の上を春の風に吹かれながらのんびりと歩くのは何とも心地いいものです。

ビオトープ内の通路にはスロープもあるので、誰でも気軽に散策できます。

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尚、漢那ダムを管理する北部ダム総合管理事務所では入会無料の「湖水友の会」のメール会員を募集しています(2018年3月時点の情報です)。広報誌の配信の他、ダムツアーやカヌー体験など、特典満載だそうなので、興味のある人は「沖縄総合事務局 北部ダム統合管理事務所」のウェブサイト内「湖水友の会」をチェックしてみて下さい。

Kanna Dam is separated into two areas. The dam and museum are located in Main Dam Park and there is Lakeside Park at north side of Kanna Lake. There is a biotope at North end of Lakeside Park. There are observation hut and observation decks where you can watch water birds, red and blue dragon flies, guppy, and Japanese killifish, which is endangered species, swimming in the pond.

北部ダム統合管理事務所
漢那ダム管理支所  
住所:宜野座村字漢那中山原2015-2 
電話:0980-53-6321 
FAX: 0980-52-6303

Okinawa General Bureau North Dam Integrated Control Office, Kanna Dam Branch
Address: 2015-2 Nakayamabaru, Kanna, Ginoza, Okinawa
Phone: 0980-53-6321
FAX: 0980-52-6303

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