2019年03月24日

帰って来たパン屋さん!恩納村冨着のCAFE Swell  CAFE Swell in Fuchaku, Onna Village, Okinawa

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4、5年ほど前(だったと思う)、恩納村冨着にあるモアイ像が目印の「ステーキハウスjam(ジャム)」の裏手にあったお気に入りのカフェが閉店してとても残念でした。カフェのある場所と店の雰囲気がとても素敵で、閉店後はどうなってしまうのかと心配していました。

ところが、2019年1月、同じ場所に新しいカフェの看板と「近日オープン」の文字を発見。それも、何と朝7時からの営業。2月24日の県民投票の日、朝一で投票を済ませた後、ドキドキしながら早速カフェへ向かいました。

There used to be a very nice cafe with bakery in Fuchaku, Onna. I loved the calm atmosphere of the place, so I was very sad when they closed the business about 4 or 5 years ago. However, in January 2019, the cafe came back with a new name with same great atmosphere!

パン屋さんのカフェの復活
Back in Town!


恩納村前兼久〜冨着の間はホテルや観光客相手の飲食店が立ち並ぶ、沖縄で有名なリゾート地の一つで、ここ数年、観光シーズンになるとメインストリートの58号線は国内外からの観光客やレンタカーの往来が増え、賑やかなエリアになりました。地域が賑やかになる反面、やんばる色が薄くなって行く中、1月にオープンしたCAFE Swell(カフェ スウェル)は以前のカフェのままの雰囲気で、賑やかなリゾート地の中にありながら、のんびりとした時間が流れています。

ステーキハウスJamの入口右手奥へ伸びる小道をダイビングショップの横を抜けてヤドカリ・カニ・カタツムリの横断に注意しながらたどって行きます。

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敷地内の小さな池に流れる水音が心地いい、バリ島のロスメン(安宿)へ続いていそうな小道の両脇には、りっぱな「ヒゲ」を伸ばしたガジュマルやヤシ、オオタニワタリ、シダが生い茂り、このエリアに残された最後の「やんばる」が味わえます。

たどり着いたカフェは周りを緑の木々に囲まれた以前のままのたたずまいです。東南アジアやハワイを思わせる高床式の建物で、以前は犬小屋が並んでいた店の前の広いテラスの下は、今は数匹の猫の住処になっています。

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カフェと言っても、パン屋さんのカフェ、という場所だったのですが、Swellは店の内装もほとんど変わらず、以前のように自家製パンを販売しています。

ハワイ風の雑貨がディスプレイされた温かみのある木造の店内は、腰みの(ラフィア・フラと言うらしい)や壁いっぱいの巨大なカジキ、パンのショーケースの設置されたカウンター、赤ちゃん連れにも嬉しい畳敷きの囲いのあるスペースがあります。

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テラスへ続く大きな掃き出し窓の横のテーブル席からはのんびりと表に広がる緑が眺められ、BGMには心地いいボサノバが流れています。

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CAFE Swell opened in January 2019 is located behind Steak House jam where Moai statue stands right in front of the restaurant. Follow the small path on the right side of jam. There are Bayan tree with its long "beard", palm tree, and other tropical plants in the garden. At the end of the path, you will see the cafe in lush greenery. The place is very calm and peaceful. Inside of the cafe, there are some Hawaiian straw skirts, huge Marlin, and etc. displayed, and you can enjoy beautiful Yanbaru forest like garden from a big window next to the table. The cafe is also bakery and they have about 10 different kinds of baked goods inside the showcase on the counter.


鉄板のフレンチトースト!
Home Made French Toast



朝7時過ぎ、客は私一人です。カウンターの向こうのウォーリー似(ロボットではなくボーダーシャツのほう)の男性が爽やかな笑顔で迎えてくれます。フレンチトースト(¥700)を注文して席へ着きます。この日はオープンしてまだ間もなく、朝7時にやってくる客はあまりいないと言います。店には申し訳ないのですが、個人的には貸し切り気分で最高です。

フレンチトーストには、目玉焼き、ベーコン、ウィンナー、大盛のサラダとドリンクが付いています。自家製のサラダドレッシングはさっぱりとした酸っぱさのシークワサーマヨネーズと、ガーリックと玉ねぎがたっぷり入った和風ドレッシングの2種類がありますが、どちらも美味しいので半分づつかけて食べます。フレンチトーストは厚さが3センチ程で、中までしっとり卵がしみ込んだ、もちろん自家製の食パンです。

CAFE Swellはjamの系列の店で、カフェ入口の左手奥には夜はjamの貸し切り用として使用している、中央にステーキの鉄板が備え付けられたカウンターのある12名収容の小部屋があり、フレンチトーストはこの鉄板の上で焼かれます。

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カフェのメニューにはその他にもロブスター&シュリンプ、B.L.T.、リブステーキ、ベジタリアンにもうれしい野菜、などのグリルサンドイッチがあります。

I ordered French toast (¥700) and it comes with an egg, sausages, strips of bacon, a bowl of salad with homemade dressing, and drink. They also have grilled sandwiches such as; Lobster & Shrimp, B.L.T., Rib steak, Fish, Vegetable and etc..

焼きたてパン!
Just Baked!


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ボリュームのある朝食だったので、日を改めてパンを食べにカフェへ行く事にしました。

パンは朝10:30頃にカウンターに並び始めます。Swellで焼くパンのほとんどは国産小麦粉を使用して作られていて、この日最初に焼きあがったオリーブとチーズの入った葉っぱの形をした「フーガス」とカフェラテを注文します。こんがりとした焼き色に仕上がったフ―ガスは外は固めで中はモチモチのパンで、甘くないので小腹が空いた時の軽食にピッタリです。運ばれてきたカフェラテの泡の上を細かいラインと中央のハートが見事なラテアートが飾ります!

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カフェで出しているコーヒーは、エスプレッソ用の深煎りとドリップ用のエチオピア産、どちらも地元では有名な恩納村山田の「サンスイ珈琲」の豆を使用しているそうです。

外の緑を眺めながらパンとコーヒーを楽しんでいると、カウンターに焼きたてのパンが運ばれてきました。Swellの人気商品の一つ「まんまるチーズ」を追加注文します。まんまるチーズは太鼓の様な形をしていて、中にはゴーダチーズが入っています。生地はほんのり甘くモチモチで、チーズのしょっぱさと甘さが程よくマッチしています。

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Breads are ready around 10:30 in the morning. At Swell, they use domestic flour for most of the breads. All of them look delicious, but I chose Fougasse with cheese and olives inside, and Swell's popular bread "Man-maru cheese" (round cheese) with gouda cheese inside. Both of them are delicious and tast even better with cafe latte with beautiful latte art on top of it! The coffee beans are locally roasted at Sansui Coffee in Yamada, Onna Village.


Swellの店長さん
He's the Chef, Father, and Baker



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ウォーリー似の男性は、CAFE Swellの店長兼jam沖縄店主任の比知屋政樹(ひちや まさき)さんです。比知屋さんはjamで働き始めて今年で14年目になるそうで、夜はjamで鉄板焼きのシェフとしても腕を振るっています。さすが鉄板の前でフレンチトーストを焼く手さばきがさまになっています。とても話しやすい気さくな人で、テラス席は犬もOKと教えてくれました。

Swellのネーミングの由来は「オーナーがサーフィン好きだから」で、比知屋さん自身もサーフィンをするそうですが、最近はもっぱら釣りに行くことが多いそうです。

カフェ内の赤ちゃんスペースは、3歳と1歳の子供の父親でもある比知屋さんの希望で、カフェを再オープンする際に設けられたそうです。凝り性の比知屋さんは、パン作りに興味を持ち始めると、日本中のベーカリーを食べ歩きをしながらパン作りを独学で習得するほどで、現在のベーカリースタッフが産休に入る今年夏頃、カフェで販売するパン作りも行う予定です(もともとjamで出している付け合わせのパンはシェフの手作り)。

The man greeted me is Mr. Masaki Hichiya, a manager of CAFE Swell and also Chief of Steak House jam (Swell and jam are owned by the same owner). He is a teppanyaki chef of jam at night, and makes French toast on teppan in the room next to the cafe which is used as jam's private party room at night. There is a fenced area with tatami mats on the floor at the corner of the cafe and people with small child can come and relax as well. Creating the "baby's corner" was an idea of Mr. Hichiya, who is father to 3 year old girl and 1 year old boy. Mr. Hichiya told me that the cafe's baker was going to be on the maternity leave in this summer, and he would bake breads for Swell during her absence!

ファミリービジネス
Family Business


表の緑の木々の間から鳥のさえずりが聞こえ、その中を一匹のモンキチョウがヒラヒラと飛んでいます。向かいの建物からバットを抱えた女性がカフェの方へやって来ました。ベーカリースタッフのこの女性は現在1人で約10種類のパンを焼いているそうです。

なんと女性の妹さんが比知屋さんの奥さんで妹さんからベーカリースタッフの事を聞き、Swellで働くことになったそうで、自身の旦那さんもjamで働いているそうです。そしてそれだけではなく、現オーナーの奥さんは一代目オーナーの娘さんだという事で、jamは皆が繋がっている一つの大きな家族のようです。jamの本社は愛知県にあり、年に一回、沖縄のスタッフが愛知へ行ったり、愛知のスタッフが沖縄へ来たりするそうで、「研修ですか?」の問に「旅行です」の答え。これはもう社員旅行ではなく家族旅行です。

jam一家が切り盛りする、家族連れにも優しいCAFE Swell。58号線沿い、jamのモアイ像のある広々とした駐車場と朝7時からイートインができる嬉しいカフェは、やんばるへドライブへ行く途中の朝食やランチ、コーヒーブレイクにもピッタリなリゾート地の中のオアシスです!

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The baker of Swell happen to be Mr. Hichiya's wife's sister. And the wife's sister's husband also works for jam. And also, current owner's wife is previous owner's daughter! jam family's new cafe is great place for many families. There is a big parking lot in front of jam restaurant, so stop by for early morning breakfast, brunch, or coffee break on the way to or back from Yanbaru road trip!

CAFE Swell (カフェ スウェル)
住所:沖縄県国頭郡恩納村字冨着1518 
電話:090-1943−6334 
インスタグラム: @cafeswell  

CAFE Swell
Address: 1518 Fuchaku, Onna, Kunigami, Okinawa
Phone Number: 090-1943-6334
Instagram: @cafeswell


posted by Misa Alta at 10:03| 沖縄 ☔| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月17日

大宜味村ネクマチヂ岳を行く!Nekumachiji Trekking Route in Ogimi Village, Okinawa

昨年後半から年始にかけて何かとあわただしく時が過ぎていました。心の余裕も無くなりかけていた1月中旬、無性にやんばるへ行きたくなって久しぶりに犬を乗せて北へ車を走らせました。

I was running around and being busy last couple of months. One Sunday morning in the middle of January, I decided to go hiking in the forest of Yanbaru with my dog.

ネクマチヂ岳ルート
Nekumachiji Trekking Route


目指すのは、約1年前に友人達と歩いた大宜味村の散策路です(2017年12月20日のブログ記事)。

山へ向かう途中、桜並木を通りましたが、この冬はそれほどの冷え込みもなく、1月中旬というのに桜はほとんど咲いていません。坂道を登り切った所にある六田山登り口近くの駐車場には数台の車が止まっています。きっと、久しぶりの青空に、山歩きに訪れた人たちでしょう。

今回は比較的短いネクマチヂ岳ルートへ向かいます。イギミハキンゾー登り口駐車場へ車を停めると、ほぼ同時に隣へ停まったレンタカーから内地からの観光客らしきグループが降りてきます。この日の最高気温は20度でしたが、沖縄の冬独特の風の強い日で、「意外と寒い〜」と言ってジャケットのファスナーを首元まで上げています。トイレを済ませて、ネクマチヂ岳山頂を目指して出発です。

We headed for the trail in Ogimi Village where I went to hike with my friends about a year ago (blog article of 20 Dec 2017). This time, I wanted to walk on Nekumachiji Route, so parked my car at the parking lot near Igimihakinzo Entrance.

冬も色鮮やかなやんばるの森
Colorful Yanbaru Forest


やんばるの森は冬でも濃い緑に包まれて、所々に咲く小さな白い花や赤い木の実、亜熱帯植物で溢れています。

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日本最大のシダ植物「ヒカゲヘゴ」の幹の模様
  


強い北風が吹き、森中の木がザワザワと音を立てています。散策路はコンクリートの杭とロープでコースが記されていますが、所々に大宜味村を囲むように1605年頃に築かれた全長約31キロの猪垣(やまししがき)の一部の様な石造りの階段もあります。

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何百年もの間、そこに存在してきた音や匂いや周りの植物を堪能しながら前日までの雨で湿った土の上を歩きます。

森中のそこかしこに赤くて艶々としたゼリーの様な実がなっています。

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後で調べると、「ボチョウジ」という植物のようです。冬の沖縄は意外にも色々な花が楽しめる季節で、散策路沿いには天狗のうちわの様な形をした葉っぱ(リュウキュウヤツデ、またはテングノハウチワ。まさにそのまんま。)があったり、赤い椿の花が落ちていて、見上げると高さ約4メートルの椿の大木があったり、と目を楽しませてくれます。

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It was raining on and off until the day before, and the trail is little bit wet. The sun came out, but it is still very windy and little bit chilly. The trail is marked with concrete pegs and rope, but there are stone stairs that may have been built around the same time as wild boar wall in the 17th century. There are colorful flowers, fruits, and interesting shape and look of plants everywhere in the forest.

めざせ、ネクマチヂ頂上!
Top of Nekumachiji Hill


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散策路途中の休憩広場には大宜味の山中には約20万本ほどのツバキ類があると説明書きがあります。説明によると、ネクマチヂ岳一帯にはヤブツバキの群生地やサザンカの樹群があり、香りのするツバキとして知られている沖縄固有種のヒメサザンカも見ることができるそうです。

休憩広場を後にして散策路を進むと、反対側から楽しそうにおしゃべりをする人の声が近づいてきます。母親と中学生くらいの女の子が現れて、頂上まではもう少しだと教えてくれます。2人は反対側の入口から歩いて来たそうです。

トンネルのように反対側まで穴の開いたクスノキの洞(うろ)や立派に発達した板根(ばんこん)を持つ木、頂上へ続く石の階段。森には自然が作り出した美しい景色が散りばめられています。ほどなく入口から566メートル地点の頂上近くの展望広場へ到着します。

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風は相変わらず強く、耳元でビュービューと音を立てています。青空が顔をのぞかせているものの、ぼんやりとかすんだ東シナ海の水平線には伊是名島や伊平屋島が浮かび、眼下に広がるやんばるの森の緑は本島最北端の辺戸岬まで途切れることなく続いています。何百、何千の動植物の住処です。

しばらく座って景色に見入っていましたが、ここより高い場所がある事に気づき、そこへ行ってみます。木々に邪魔されて、展望広場の様な景色は楽しめませんが、ここがネクマチヂ岳の頂上のようです。

According to the information board on the trail, there are about 200,000 wild camellia trees around Nekumachiji. After not so long time, I came to the place near the top where I could see East China Sea, Izena and Iheya Islands, and Yanbaru forest that spread all the way until Cape Hedo, the Northern end of Okinawa Island. The sight made me realize that this place is home to hundreds and thousands of animals and plants. Some of them exist only here in the whole world.

鳥語を操るシジュウカラ 
Talking Birds


頂上へ到達したので、今来た道を戻る事にしました。登って来る時は頂上へ行くのに一生懸命で気づかなかったのですが、山の南側に位置する階段周辺は、強風も遮られてとても静かで気持ちのいい場所です。

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目の前の枝に一羽の鳥が止まってこっちに向かってピーピー鳴いています。まるで話しかけてくるかのように鳴いているのがめずらしくて、立ち止まって鳥を見ていると、周りから「ジジジジ・・・」とシジュウカラの声も聞こえて来ました。「ピーピー」「ジジジジ」と一羽、また一羽と黒い頭に灰色の翼、くちばしの下から胸元に黒いネクタイの様な模様を持つシジュウカラが集まって来てしきりに鳴いています。

シジュウカラは単語と文法を使って仲間同士で会話ができる鳥だそうです。私と犬の目の前の木の枝に、12~13羽の鳥が止まってそれぞれにピーピー鳴きながら、こちらを観察しています。何を話しているのでしょうか。よく見るとシジュウカラの他にメジロや少し大きめの茶色の鳥も混ざっています。メジロたちもシジュウカラと会話ができるのか?そういえば、最初にシジュウカラに集合をかけたのも、茶色の鳥でした。

とても不思議で写真を撮りたかったのですが、鳥が逃げてしまいそうなので、身動きせずじっとしていました。犬もただならぬ雰囲気に警戒しながらもジッとしています。

そのうち、好奇心旺盛な一羽のシジュウカラがどんどん近づいてきました。2メートルくらい正面から私たちを見ています。次は、左斜め後ろ1メートルくらいに寄って来てこっちを見ています。そして、私のすぐ左側へやって来ました。手を延ばせば届くくらい近づいています!

黄色がかった綺麗な羽をもつこのシジュウカラは、しばらく横でピーピー鳴きながらこちらを観察していたかと思いきや、飽きたのか、突然場所を移動して離れていきます。すると、他の鳥も後に続いて枝から枝へサルの集団が移動するように集団で移動していなくなってしまいました。

鳥の鳴き声はぱたりと止んで元の静かな森には私と犬だけが取り残されました。

After getting to the top of Nekumachiji, I decided to go back the trail instead of going forward to the other end. Then, all of a sudden, one brown bird started to tweet right in front of me. When it tweeted, another bird responded, and, one by one, started to gather in front of me and my dog. We were being very still. Most of the birds gathered were Parus minor. These birds are known for using words with grammatical rules to communicate each other. They are all looking at us and tweeting nonstop. I wondered what they were talking about. One brave bird started to get closer and closer to me. It came so close to me that I could touch it if I stretched my arm. Then, they lost interest in us, and flew away. It was very strange experience.

キノコの森
Mushroom Forest


不思議な気持ちのまま、また歩き出します。太陽が木々の間から降り注いで森の中が光で満たされています。

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すると、湿った地面からニョキニョキ顔をだす不思議な物が目に入りました。毒キノコを絵に描いた様な、いかにも、という形の黄色い茎にイチゴの模様のような焦げ茶色のぶつぶつが付いた茶色っぽい傘を持つキノコです。鼻を近づけそうな犬をあわてて静止して写真を撮ります。

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始めて見るこのキノコは、「キイレツチトリモチ」という寄生植物(キノコじゃない!)で、他の植物の根に寄生して成長するそうです。やはり、毒キノコ的な不気味さを持つ植物です。

ネクマチヂ岳はゆっくり写真を撮りながら約1時間ほどで周れるお手軽山歩きコース。やんばるの空気をいっぱい吸って、心も体も浄化した気分です。久しぶりのやんばるでは色々な発見や出会いに癒されました。

After the strange experience with the talking birds, we started to walk in the forest again. There are strange looking things coming out of the wet ground. Poisonous mushrooms? I stopped my dog getting close to them and took some pictures. Turned out, they were Balanophora tobiracola and not mushrooms, but parasitic plants. Nekumachiji trekking trail is very short but with full of surprises, and another great place to enjoy forest of Yanbaru!


posted by Misa Alta at 18:56| 沖縄 ☔| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月24日

地域も人も繋がる沖縄市の泡瀬大綱引 Awase Giant Tag-of-War in Okinawa City, Okinawa

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綱引きと言えば、運動会やレクリエーションなどで行われるスポーツとして定着していますが、沖縄では「大綱ひき」と呼ばれ、夏から秋の伝統行事として各地で行われています。県内で有名な大綱ひきは那覇大綱挽、糸満大綱引、与那原(よなばる)大綱曳などがありますが、2018年11月11日、沖縄市泡瀬で5年ぶりとなる泡瀬大綱引きが行われました。

Tag-of-war is a popular traditional event that is held in many areas in Okinawa. Some of the most famous ones are of Naha City, Yonabaru Town, and Itoman City. On the 11th of November 2018, the giant tag-of-war was held for the first time in 5 years in Awase area in Okinawa City.

全長100メートル、重さ16トンの大綱!
100m Long and 16t Rope!


沖縄県中部に位置する、その名も「沖縄市」の東側、太平洋に面した泡瀬地区には、干潟の広がりが南西諸島最大級と言われている自然豊かな泡瀬干潟や海鮮料理で有名な「パヤオ直売店」のある泡瀬漁港があります。県内地域の多くでは大綱引きは毎年行われていますが、泡瀬の大綱引は5年ぶりの開催です。前回の泡瀬大綱引は2013年、その前は2003年の開催でした。2018年の大綱は長さ100メートル、重さ16トンの立派な綱です。

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大綱は東(あがり)と西(いり)の2本に分かれていて、東が雄綱、西が雌綱です。そして雄綱と雌綱は「カヌチ棒」と呼ばれる丸太で中央で一つに結合された後、綱引が始まります。

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Awase area is located on the east edge of Okinawa City and right by the Pacific Ocean. Tag-of-war in most of the areas in Okinawa is held annually, however, in Awase, the last event was held in 2013, and the one before was in 2003; 10 years prior to the last one. In 2018, the giant rope is 100 meter long and weigh 16 tons. The rope is first separated into two parts; east and west (east rope is male and west rope is female). Right before starting the tag-of-war, the ropes are connected by a log called "Kanuchibo", and become one giant rope.

伝統芸能からエンターテイメントまで楽しめる道ジュネ―
Enjoy "Michi June-e" Performances


大綱引当日午後12時、泡瀬のメインストリート「県道85号線」通称「泡瀬ベイストリート」の交通規制が始まり、午後2時、道ジュネ―が行われる会場へ徒歩で向かいます。

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いつもは車通りの激しいベイストリートが車両通行止めで閑散として、道の両脇には出店が開店の準備を始めています。道路沿いの飲食店もテントの下にビールケースで作った即席のイスとテーブルを置いた屋台を準備しています。そして静かに眠る竜のような大綱が道路の中央に横たわっています。

道ジュネ―の会場は「カヌチ口」と呼ばれる東と西の綱の先頭が交わる中央の広場で、獅子舞、太鼓、ウクレレ演奏やエイサー演舞が次々と行われます。地元のグループの他、外国人のメンバーがいるインターナショナルなグループも、一生懸命に、だけどイキイキ楽しそうにエイサーを踊ります。

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この日は、立冬も過ぎたというのに半袖でも歩き回ると汗ばむ暑さの良く晴れた日です。綱引が行われることを告げる太鼓やホラ貝、鐘の音が辺りに響き渡ると、少しずつ人々が集まり始めます。

私が育った地域でも大綱引きが毎年行われていて、子供の頃、綱引きが始まる前に聞こえてくるホラ貝や鐘の音を「プープーガンガン」と呼んでいた事を思い出します。あの頃、地域の行事は自分よりずっと大きな大人達が取り仕切っていたのに、いつの間にか彼らの年齢を通り越して、今、目の前で一生懸命に大綱引の準備に取り掛かっているのは、うんと年下の若者達です。

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まだ車道を歩く人はまばらで、多くの人は真夏の様な日差しからのがれるように街路樹や建物の陰に入ってカヌチ口で披露される演舞を見学しています。大綱の周辺に立てられた「テークドゥルー」と呼ばれる鮮やかな旗頭と風になびく色とりどりの吹き流しが青空の下によく映えます。

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実際の綱引は午後7時に開始なので、まだしばらく時間があります。昼間は体力を温存するために一旦退散して夜改めて会場へ戻る事にしました。

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Route 85, also known as "Awase Bay Street" was closed to cars at noon and the street became like a ghost town. As walking toward where the heads of two ropes meet around 2 pm, I started hearing sounds of taiko drums, bells, and conch shell horns. Michi June-e entertainments took place at the intersection near Awase Bijuru Shrine. There were lion dance, taiko drum, ukulele, and eisaa performances. Men in black costumes with blue and red scarves wrapped around their heads were busy getting ready for the main event that would start later that night.


熱気あふれる大綱引会場
Ready, Get Set, Be Happy!


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午後7時過ぎに会場へ向かうと、テークドゥルーに明かりが灯され、大通りに鐘やホラ貝、太鼓の音が響き渡って、すでに綱引は始まっています。リズム良く鳴る鐘や掛け声に合わせて、黒の衣装に白の地下足袋、赤や青の「サージ」とよばれる布を頭に巻いた数人の若者が大綱の先頭に乗って旗を振っています。余談ですが、沖縄のサージは魔法のグッズで、頭に巻くと誰でも皆カッコよくなります。雄鶏のトサカやライオンのたてがみの様な効果でしょうか。

昼間とはうって変わって通りは人で埋め尽くされて(主催者発表5万人)、人気の居酒屋の屋台の前には20メートル以上の列ができています。あちこちの屋台から漂ってくる煙、通りすがる女性達の香水の匂い、中央分離帯に腰かけて焼きそばを食べる人、スマホを片手に会場にいる友達を探す人、ゲームの景品の光るオモチャやイヌの形の風船を引っ張って歩く子供達。皆、「祭り」という非日常の空間を楽しんでいます。

綱の引き始めから15分、どちらも互角に引き合い、会場には東と西を応援するアナウンスが響き渡ります。残り5分を切ると、さらなる熱気の高まりを感じます。

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心なしか綱を引く掛け声も大きく力強くなっています。制限時間30分で綱引が終了です。今年はどちらも2メートル以上引き込めず引き分けでした。

When I went back to the Bay Street little after 7pm, the street was filled with people and all kinds of sounds. The tag-of-war was already started. A couple of guys in black costumes were standing on top of the giant rope and cheering for their team. 15 minutes later, the rope did not move much to either side. And when they announced the remaining time was 5 minutes, voices got louder and both sides of people started to pull harder. At the end of 30 minute period, neither side pulled the rope more than 2 meters into their side, so it was draw. Still, nobody was mad or depressed, and they both cheered for each other and danced "kachaashii" (traditional Okinawan dance to express joy and happiness) on the rope.


大綱で広がる皆の輪
Everybody Gets Connected


再び道路の上に置かれて魂が抜けたような綱の上に座って皆が余韻を楽しみます。

写真を撮ったり、子供たちは綱の上に立ってポーズを決めています。偶然隣に座っていた人と言葉を交わしていると、面識の無いこの女性が姉の旦那の実家の向かいに以前住んでいた人だった事が判明。姪っ子たちの事もよく知っていました。きっかけは、以前住んでいた地域の綱引きの事を口にしたからでした。「沖縄狭いですね~」の決まり文句が思わず互いの口から出ます。すると、ほぼ同時にフィナーレを飾る花火が始まりました。


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伝統行事を通して色々な繋がりを実感します。過去からの伝統を繋ぐために準備に奔走した人たち同士が繋がって、巨大な綱が中央で繋がって、綱と引く人が繋がって、引く人と周りで応援する人たちが繋がって、そして偶然に出会った人と繋がって。綱引の後、家路へ向かう人の流れの中を少し幸せな気分で歩きました。

泡瀬の大綱は、この後、11月24日(土)〜 25(日)開催の「沖縄国際カーニバル2018」の大綱引きに再登場するそうなので、繋がりはまだまだ広がって行きそうです!

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Seems like the giant rope has a power to connect everything around it. It connects people of the past and the present day, communities, and everybody who came to see or joined the tag-of-war. The colorful fire works spread in the night sky at the end of the event, and everybody looked happy and satisfied. This year, the giant rope of Awase will be used again during Okinawa International Carnival scheduled on 24 and 25 November 2018 in Okinawa City. I'm sure that there will be more happy faces around the giant rope!


ラベル:文化・芸能
posted by Misa Alta at 20:56| 沖縄 ☀| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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