うるま市の石川は、2005年に石川市、具志川市、勝連町、与那城町が合併してうるま市が誕生するまで、石川市の中心地でした。沖縄戦の時に米軍によって石川収容所が設置された為、戦後は「政治、経済、文化、教育」の中心として栄えたそうです。
最近は、大型のショッピングセンターやモールが沖縄各地にも進出して、全国チェーンの店が増えていますが、石川のメインストリート、国道329号線(2016年4月より県道255号線石川池原線へ移行)は、昔ながらの沖縄らしさが健在で、面白そうな店が立ち並ぶ通りです。その中の一軒「パティスリーSHO」は2014年にオープンした、地元のケーキ屋さんです。
329号線旧道を赤崎交差点から那覇向けに進むと、少し見えにくい場所にありますが、スーパー「タウンプラザかねひで」石川店の向かって左側にあるマンションの一階の角にあります。
SHO is located on Route 329 (which was converted to Route 255 since April 2016) in Ishikawa in Uruma City. SHO is on the first floor of a big apartment building right next to a grocery store called “Kanehide” (orange birds with green back ground) .
オーナーは石川の石川さん!
Mr. Shoichi Ishikawa
オーナーは、地元石川出身の石川将一(しょういち)さんです。木の温もりがアットホームな店内には、木工好きの奥さんのお父さんが手作りした、パイのショーケースや棚が並んでいます。そして床板は石川さんも手伝って皆で張ったそうです。
クリスマスも近いので、店内は赤を基調にした楽し気なディスプレーです。石川さんはSHOをオープンする前に、石川東山にあるケーキ屋さん「プティ・フール」や中城村や那覇新都心にあるケーキ屋さんで修行していたそうです。なんとプティ・フールは石川さんの親御さんのお店だそうです!
The owner is Mr. Shoichi Ishikawa, and is originally from Ishikawa area. The inside the patisserie is very homey. The show case and shelves were built by Mr. Ishikawa’s wife’s father. Before Mr. Ishikawa opened SHO, he worked in a couple of different pastry shops and sharpened his skills.
人気の定番商品
SHO’s Popular Cakes and Sweets
お店で人気のある商品は、やはり定番のショートケーキ、チョコレートケーキや焼チーズだそうです。
始めてSHOへ行った時に私が買ったのはアップルパイ(1000円)でした。とても美味しかったので、それからSHOでケーキを買うようになったくらいです。リンゴの他に何かが入っていたので、たずねると、「栗を入れてます」と教えてくれました。美味しい訳です!
この他にも、かわいらしいホールケーキ、注文が入ってからクリームを注入するクリームたっぷりのクッキーシュー、甘すぎずしっとりした生地のブラウニーや新作の抹茶ブラウニー、お菓子の詰め合わせなど、豊富な種類のスウィーツが揃っています。
Popular cakes are strawberry with whipped cream cake, chocolate cake, and baked cheese cake. The first cake I bought at SHO was an apple pie (1000 yen). Mr. Ishikawa told me he put a little bit of chestnuts in his apple pie. No wonder it was so tasty! There are also more yummy sweets sold at SHO. Beautiful cakes, Cookie Cream Puffs filled with plenty of cream, chocolate brownie & maccha (green tea) brownie and etc.
季節限定スウィーツ
Seasonal Specials
SHOでは定番のスウィーツの他にも季節限定商品があります。この時期、まずお店に入って目に飛び込むのは、クリスマスにお目見えする、「シュトーレン」と呼ばれるドイツの菓子パンです。
クリスマス用に可愛らしくラッピングされたシュトーレンはホームパーティーなどへのお土産にもピッタリです。SHOのシュトーレンはドライフルーツがたっぷり入っていて、粉砂糖がたっぷりとまぶされていますが、中身は程よい甘さです。一口食べると、独特な香りの大人の味がします。シュトーレンは「3月くらいまでお店に出すかもしれない」そうです。
次に気になった冬限定商品は「ロッシェ」です。私は初めて聞いた名前ですが、食べるとサクサクした食感のチョコレート菓子です。
プラリネ(これも初めて聞きました)と呼ばれる、ナッツをキャラメルで絡めてペースト状にしたものを、クッキーとチョコでコーティングしたもので、ほろ苦くてチョコレート好きにはたまらない美味しさです! これは溶けやすく、持ち帰りの時の管理が難しいから、という理由で冬季限定だそうです。
この他にも、季節限定のマロンパイやイチゴパイなど、一年を通して楽しみが準備されています!
At SHO, you can also enjoy seasonal specials. At this time of year, they have “Stollen” with plenty of dried fruits inside and chocolate candy called “Rocher”. Also, they have marron pies for the fall and strawberry pies for the spring!
地元愛を感じる「舞天ロール」
”Buten Roll”
豊富な種類のスウィーツが揃ったSHOですが、今私が気になっている商品が、「舞天(ぶーてん)ロール」、「舞天ショコラ(舞天ロールのチョコレート版)」と自家製ソフトクリームです。
舞天とは戦後石川の収容所で人々を元気づけようと、芸を演じ、「沖縄のチャップリン」と呼ばれて多くの人々に愛された、小那覇舞天さんの事で、その「舞天」を名前にした長さ36センチのロールケーキです。
中にはたっぷりの生クリーム、中心にカスタードクリームが入っているそうです。これは切り分けしやすく、パーティーに持って行くのに丁度よさそうです。
自家製ソフトクリームは、ミネラル含有量世界一でギネス記録にもなった沖縄の塩「ぬちまーす」入りです。私はものすごい寒がりなので、これは夏が来てからのお楽しみです!
The ones I would like to try next are Buten Roll which is 36cm long rolled cake with whipped cream and custard cream inside, and home made soft ice cream!
パティスリーSHO:
住所 沖縄県うるま市石川2-1-7 石川中央団地改良店舗101
電話 098-964-7636
patisserie SHO
Address: 2-1-7-101 Ishikawa, Uruma, Okinawa
Phone: 098-964-7636