2018年01月27日

大宜味村田港で、冬空を明るく彩る桜と椿をめでる! Mr. Uehara's Camellia Garden in Taminato, Ogimi Village

桜の便りが届き始めた1月、大宜味村の六田原展望台(むたばるてんぼうだい:12月20日のブログ記事)近くの桜並木を見に出かけた時に、偶然見つけた「OPEN GARDEN(オープンガーデン)」の看板。立ち寄ると、色とりどりの椿と気持ちのいいテラスからの絶景がありました。

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琉球の香


When I visited Mutabaru Lookout Point in December 2017 (blog post of 20 Dec 2017), I noticed there were cherry trees on the way to the lookout point. The other day, I drove to Ogimi hoping to see the cherry blossoms, and found Mr. Uehara's camellia garden that was open for everybody to visit.

展望台へ続く桜並木
Tunnel of Cherry Blossoms


1月も下旬にさしかかったこの日、12月に行った六田原展望台へ続く沿道の桜はそろそろ見頃だろう、と大宜味村田港へ車を走らせます。急な坂を上り始めると、花の咲き始めた桜の木が道路沿いに現れます。

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予想していたよりも花は少なく、まだ五分咲き程でしたが、鮮やかなピンクの花が灰色の冬空を明るく彩ります。幅の広い道の脇に停車して車を降ります。平日なのでそれほど人出もありません。桜のトンネルの坂道を登って振り返ると、木々の間に本部半島と海をバックにした絶景が広がります。

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メジロの声が辺りに響き、数匹のアゲハチョウが花から花へと飛び回って、蜜を吸っています。4,5日して満開になった頃にまた来れるかな、と考えながら犬とのんびり並木道を歩きます。車に戻り坂を下り始めると、道の途中に青と黄の文字の「OPEN GARDEN」の看板がある事に気が付きます。

入口に生えている竹のアーチの下を石畳が誘うように奥へ伸びています。

It was the 4th week of January and, usually, time for Okinawa's bright pink cherry blossoms in bloom. When I arrived at the place, the flowers were not in full bloom, but I was able to see a pink tunnel of cherry blossoms. And I noticed there was "OPEN GARDEN" sign with pictures of camellias along the road.

オープンガーデン
Open Garden


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入口の看板と石畳に迎えられて、中へ進みます。石畳が二手に分かれますが、左側へ曲がり、坂道を登って人の声のする方へ歩いて行きます。頂上には小さな建物とデッキチェアが何脚かあり、庭の持ち主の上原延義(うえはら のぶよし)さんと数名の女性がおしゃべりをしています。

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犬を連れて庭を見てもいいか尋ねると、快く了承して庭の回り方を説明してくれます。石畳の途中にある矢印を上原さんに告げられた通り歩いて庭を回ります。赤、白、ピンク、紅白など、様々な色や形の椿が石畳の両側に植えられています。

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肥後日本錦(ひごやまとにしき)


椿に混ざって、シークァーサーやタンカンなどの柑橘類もこの時期、オレンジの美味しそうな実を枝いっぱいに実らせ、足元には淡い藤色から青紫まで様々な色合いのスミレやタツナミソウも可憐な花を咲かせています。

トントンと音のする木の上へ顔を上げると、シジュウカラに混ざって、こげ茶色に白の斑点の付いた鳥が木を嘴でたたいています。後で調べると、リュウキュウコゲラのようです。

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リュウキュウコスミレ
Viola yedonesis var. pseudo-japonica


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タツナミソウ
Scutellaria


I entered the garden and went up the hill where I heard voices of people. On top of the hill, there was a small house with patio and I met the owner of the garden, Mr. Nobuyoshi Uehara. Mr. Uehara greeted me with a smile, and told me how to go around the garden. I walked on the path with my dog following Mr. Uehara's instructions and the arrows by the paths. There are red, white, and pink camellias planted both sides of the path along with shiikwaasaa (Citrus depressa) and some wild flowers and plants.

総本数1500本以上の椿の庭!
There are Over 1500 Camellia Trees in the Garden!


庭を一回りして、建物へ戻るとデッキチェアの置かれたテラスの木々の向こうに、塩屋湾の絶景が広がります。

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「すごい景色ですね〜」と言うと、イスを勧めてくれて、庭に植えられている椿の名前、花形、原産地が書かれた上原さん作成の一覧表を持って来てくれました。「平成30年1月11日現在」と記された表によると、207種類、総本数は1508本もあります。すると、「あー、これ違ってるな。今は1511本、208種類」と言います。椿は日々植え続けられているようです。

このガーデンには沖縄原種の15種類の椿のうち、13種類があるそうです。庭で撮った椿や花の写真を見せて、名前を教えてもらいます。私が一番気に入った、小ぶりな白い花をたくさん付けて咲いているのは琉球列島固有種のヒメサザンカ(椿じゃない!?)で、「日本の椿で香りがするのは、全部この花とのかけ合わせ」だと教えてくれます。椿は一つの花の咲いている期間が長く、通常10日〜14日間楽しむことができるそうです。

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ヒメサザンカ
Camellia luchuensis


After going around the garden and taking some pictures of the flowers, I went back to the patio where I could admire panoramic view of Shioya Bay and Motobu Peninsula. Mr. Uehara, then, brought a list of camellias planted in his garden. According to him, there are 208 species and total 1511 camellias in his garden (as of 23 Jan 2018 and the number of trees keeps growing)!

やんばると椿に魅せられて
Friendly Mr. Uehara


上原さんに大宜味の出身なのか尋ねると、出身は糸満で自宅もここでは無いと答えます。やんばるの自然が好きで、平成6年(1994年)に大宜味に山小屋を建てて、庭づくりを始めたそうです。

何もない山の中で、庭の整地をするのに8年かかり、シークァーサー、タンカン、黒木、そしてツツジを植え始めたそうですが、ツツジはうまく咲かず、椿に切り替えたそうです。オープンガーデンは7年前から始めて、庭の手入れをする為に、今はほとんど山小屋で過ごしているそうです。

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山小屋の前のテラス


上原さんにこの庭のどこが一番お気に入りか聞くと、「景色」そして「椿」と答えます。椿の魅力は園芸種でも自然に溶け込む美しさで、葉や幹の形がすばらしい「新しい自然」だと言います。

特にオープンガーデンについて宣伝をしたわけでは無いけれど、訪れた人の口コミやSNSの投稿で毎年訪ねて来る人が増えているそうです。一日に37、8名の人がやって来るそうで、来ないと思った雨の日でも10名前後の人が訪れるそうです。以前犬を飼っていたと言う、犬好きでフレンドリーな上原さんの元には、常連もよく来るようです。この日訪ねて来ていた東村出身の女性もその中の一人のようで、この辺りの話を色々聞かせてくれました。

椿の花の時期は11月〜4月頃までなので、当分の間、この絶景と椿のコラボレーションを楽しめそうです!

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原種のヤブツバキ
Camellia japonica L.


Mr. Uehara is originally from Itoman City and his actual residence is in Itoman also. He has always loved nature of yanbaru (the northern part of Okinawa Island), and in 1994, built a "mountain hut" and started gardening in Ogimi. It took Mr. Uehara 8 years to landscape and he started doing the "open garden" 7 years ago. Mr. Uehara did not advertise about the garden himself, but people who visited the garden talked about it and shared it through SNS, and now, more people visit his garden each year. Some people are "regulars" and enjoy the garden, the view, and Mr. Uehara's company.

上原さんのオープンガーデン 
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字田港247番地 

Mr. Uehara's Garden
Address: 247 Taminato, Ogimi, Okinawa


posted by Misa Alta at 18:51| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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