2018年02月22日

大田区千鳥町「森のテラス」と「中山ファームアパートメント」 Cafe "Mori-no-Terrace" & "Nakayama Farm Apt" in Ota-ku, Tokyo

羽田空港からほど近く、都道311号線(環八通り)を車で西に約20分、空港バスなら乗り換えなしで最寄り駅、武蔵新田まで約35分の場所に位置する大田区千鳥町。区立千鳥小学校の向かいに「中山ファームアパートメント」があります。一階に「千鳥 森のテラス」というオープンガーデンカフェが併設されたこの場所は、建物と人と植物が共存する千鳥町にあるオアシスです。

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2階テラスガーデンから見た南棟


Chidori-cho in Ota-ku, Tokyo is an area located along route 311 or Kanpachi-dori and about 10 km west of Haneda Airport. Cafe "Chidori Mori-no-Terrace (terrace garden of the forest in Chidori)" and "Nakayama Farm Apartment" are cozy places in Chidori-cho where people, nature, and the building coexist in harmony.

住宅街の中の小さな森
Oasis in Chidori-cho


千鳥「森のテラス」は、アパートのオーナーで建築家の中山庚一郎(なかやま こういちろう)さんが、山田造園事務所が運営している東京「森のテラス」(この他、秋田県北秋田市に秋田「森のテラス」も有り)の、「多くの人に自然の中で心豊かな時間を感じてもらう」というコンセプトに共感して、同じ名前のオープンガーデンのカフェとして2015年に開店しました。

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撮影:Joshua Akeno


中山ファームアパートメントの1階、もともとは駐車場だった場所の一角にあるカフェの木製のドアを開けると、中は小さな山小屋のような木の温もりが心地いい空間で、左右両側はほぼ全面大きなガラス窓になっている明るい店内です。窓の外は入口から左手に千鳥小学校のグランド、右手に緑生い茂るアパートの中庭があります。

店の中央にある8人掛けの大きな木製のテーブル、広々としたカウンター、そして小学校グランドに植えられた桜の木を眺める3人掛けの小さなテーブル席があります。

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春は隣の小学校の桜を眺める特等席!


カウンターの中からアパートの管理人でオーナーの実の妹の増田勝栄(ますだ かつえ)さんが笑顔で迎えてくれます。とても気さくで、カフェやアパートについて教えてくれます。

台東区にある「cafe Bach(カフェ バッハ)」の豆を使用しているコーヒーは、増田さんが温度を測りながら丁寧に淹れてくれます。カウンター席の奥には薪ストーブがありますが、残念ながら条例で薪の使用が禁止されているそうです。ストーブの近くにはオーナーの奥さんが子供の頃に使っていたという、上品な猫足のアップライトピアノ「Gershwin(ガーシュウィン)」も置いてあります。

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森のテラスのメインは「お粥セット(ぬか漬、佃煮、コーヒー又は紅茶付き、600円)」です。通常1日5食限定で(前もって予約をすれば大人数でもOK)、運が良ければ伊豆浮橋の農場で収穫された季節の野菜が入っている事もあるそうです。この他メニューには、紅茶やココア、ホットサンド(350円)や限定プリン(200円)などもあります。

Cafe Mori-no-Terrace is located next to Chidori Elementary School in Ota-ku. Mr. Koichiro Nakayama, the owner and architect, was inspired by the concept of "Mori-no-Terrace" in Tokyo, operated by Yamada Shigeo Landscaping Design Office, and opened cafe with the same name. The concept is "spending time in the nature and fulfill one's self". Inside the cafe is like a small cabin in the woods with wood stove and Gershwin upright piano. There are big glass windows facing elementary school and courtyard of the apartment at the opposite side. The place is very comfy and cozy. Ms. Katsue Masuda who works at the cafe is also the manager of the apartment and sister of Mr. Nakayama. She is very easy to talk to and makes great coffee. Cafe's main dish is "okayu" which is rice porridge. Japanese usually eat okayu when they are sick or not feeling well because it's easy on the stomach. Coffee, tea, hot chocolate, grilled sandwich, pudding, and etc. are also available at the cafe.

森のテラスで集う
Get Together at Mori-no-Terrace


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森のテラスは、カフェでお粥やコーヒーを楽しむ他に、友達同士の集まり、絵や趣味の個展、コンサートなどの会場としても利用できます。

スペース貸し出しは予約制で、ミーティングや教室などには、テーブル使用が2000円(2時間)、趣味の会の販売などに12000円(10時〜18時)、部屋全体(キッチン込み)で15000円(10時〜18時、8時間未満は1時間2000円)、そしてギャラリーとして掛け板と壁面3.5メートルが10000円(1週間)で利用できます。

森のテラスのウェブサイトには、カフェで開催されるコンサートやイベント情報も掲載されています。営業時間は10:00〜16:00、定休日は月曜・祝日です。

Other than having drinks and okayu at Mori-no-Terrace, you can rent the space for meeting, party, exhibition, or even for concert!; using tables for 2 hours is 2000 yen, selling items is 12000 yen (10:00-18:00), using whole cafe including kitchen is 15000 yen (10:00 - 18:00, less than 7 hours is 2000 yen per hour), and using walls for exhibition is 10000 yen for one week. You must make a reservation in advance, and they will not accept a request to use space for certain religious and/or political meetings.

中庭とテラスガーデンのある景色
The Courtyard and Terrace Garden


森のテラスが開店するずっと前、1978年に中山ファームアパートメントは建てられました。ワンルームスタイルの4階建てアパートは、敷地内に足を踏み入れると細部へのこだわりやセンスの良さを感じます。

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撮影:Joshua Akeno
アパートのエントランスから鉄格子のゲート前までのアプローチのライトがいい感じ!


1階の森のテラスの横には広々とした解放感のあるエントランスがあり、奥へ進むと、植物に囲まれた小さな中庭が現れます。2月上旬だったので、植え込みの植物の半分程は葉を落としていたのですが、階段横には緑の葉を茂らせ赤い椿が咲いています。

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撮影:Joshua Akeno


森のテラスの裏手、中庭の奥の階段を登り木戸を開けると、2階には気持ちのいいテラスガーデンがあります。

冬空の下、ローズマリーは小さな青い花を咲かせています。ここはアパート住人が自由に出入りできるテラスで、ポカポカ陽気の日にのんびりするには、もってこいの場所です。

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撮影:Joshua Akeno
南棟3階から1階中庭と2階テラスガーデンを望む。これは2017年夏の様子。


中庭の一角には、雑貨屋風のおしゃれな美容室「アトリエ 想(ソウ)」もあります。アパートは南棟とガーデン棟に分かれています。緑にペイントされた鉄格子のゲートの扉を開けて、アパートの階段を登ります。

南棟はベージュの壁にベイビーブルーのドア、チョコレート色のタイル張りの外廊下に、植え込みの中にはキノコ型のライト(?)があり、植え込みや2階テラスガーデンの緑と調和した空間です。

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植物の存在で、建物や空間は温かみのある洗練されたものになります。そして、建物は植物の様なもので、建てられたばかりの時の真新しい浮いた存在は、月日と共にその土地に根を張って、景色の一部になり、時にはその場所に無くてはならない存在になります。

Nakayama Farm Apartment was built in 1978. When you walk by the building, you may not notice it, but once you come inside the property, you will find a small courtyard at the center of the apartment. In February, half of the trees have lost the leaves, but red camellia flowers next to the apartment gate are in bloom. Also, there is a small stairs in the back of the cafe which leads you to the terrace garden on the second floor. Residents can use this space freely and this will be a nice place to enjoy sun during the winter and cherry blossoms of the elementary school across from the garden when spring comes!

小さいながらも心地いい我が家!
The Tiny Cozy Place!


オーナーの中山さんは旅好きのようで(森のテラスにも旅先で見た景色の水彩画が展示されています)、旅先でインスピレーションを得たというベイビーブルーの部屋のドアには、足元近くにある郵便受けのすぐ上に部屋の番号が付いているデザインです。隣の部屋はドアのデザインが違い、すりガラスが入っています。ドアを開けると、玄関には廊下と同じタイルが張られていて、外から中への繋がりと統一感があります。

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撮影:Joshua Akeno


中へ入ると、旅館の一室に通されたように前室を思わせる障子で区切られたスペースがあります。増田さんに「旅館っぽいですよね」と言うと、内装は旅館などの設計を手掛ける中山さんによってデザインされたとの事。納得です。

おそらく建築当時のままのデザインの部屋は、小さなキッチンと板の間がある、6畳の和室です。部屋の角を四角く切り取ったように小さな、ここも玄関と同じタイル張りの、かわいいベランダがあり、南向きの大きな窓から太陽の光がたっぷり入る明るい室内です。

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撮影:Joshua Akeno


年季の入った梁や柱も古臭さは無く、洋と和がミックスされた居心地のいい部屋です。

確かな技術で丁寧に造られた建物は、年を重ねるごとに熟成される泡盛の古酒(くーす)のように、味わい深さが生まれます。壁はコンクリート製なので、隣の生活音も聞こえず静かです。そして向かいの小学校から聞こえる子供たちの元気な声は、単調になりがちな日常生活にパワーを注入してくれます! 

アパートのいくつかの部屋は現代のニーズに合った、オール電化、ウォークインクローゼット、浴室乾燥機付きの住み心地のいい部屋へとリノベーションされ貸し出し中です!

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This 40 year old apartment is well designed inside and out. The hall way is covered with chocolate color tiles and the color perfectly matches with baby blue doors. Inside is almost like a small ryokan (traditional Japanese inn) room, and there are shoji screens which divide the entrance and the room. The interior of the apartment was designed by Mr. Nakayama. There are kitchenette and small bathroom with big mirror, and tatami room with wooden floor area attached. The room is facing south, so it is very bright and sun light warms up the small room. Looks like this is one of the original rooms of the apartment. However, there are also rooms that have been renovated to meet today's needs; All-electric room, walk-in closet, bathroom dryer, and etc. Some of the rooms are currently available for rent!

伊豆の国市八丁農園
Farm in Izu, Shizuoka


中山ファームアパートメントになぜ「ファーム」が入っているかと言うと、中山さんが実際、仲間と共に伊豆浮橋にある農園で農業を行っているからです。太平洋戦争中、東京から伊豆へ疎開した中山一家は戦後しばらく伊豆で暮らしていたそうです。その後、東京へ戻りますが、庚一郎さんが縁のある伊豆に3000坪の土地を買って農業を始めたそうです。

森のテラスでは伊豆浮橋の農園で収穫される野菜を使っています。農園にある梅園の梅も今が見頃ではないでしょうか。千鳥森のテラスのウェブサイトには農園や梅園の写真も掲載されています。

緑に囲まれて、人恋しくなればカフェで気さくな管理人さんとおしゃべりもできる、中山ファームアパートメント。それぞれが程よく繋がっていてホッとできる、千鳥町にある小さな森です。

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(注)けして増田さんがものすごく小さい訳ではありません。


The reason that the name of the apartment is Nakayama "Farm" Apartment is because Mr. Nakayama owns farm in Izu in Shizuoka prefecture. He and his friends grow vegetables there and, if you are lucky, you might be able to eat them at the cafe Mori-no-Terrace!

千鳥 森のテラス/中山ファームアパート
住所:東京都大田区千鳥町2-6-5   
電話:03-3750-1051       
ウェブサイト:www.moritera.com/chidori/chidori-moritera.htm

Chidori Mori-no-Terrace/Nakayama Farm Apartment
Address: 2-6-5 Chidori-cho, Ota-ku, Tokyo
Phone: 03-3750-1051
Website: www.moritera.com/chidori/chidori-moritera.htm

posted by Misa Alta at 15:10| 沖縄 | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

大宜味村田港で、冬空を明るく彩る桜と椿をめでる! Mr. Uehara's Camellia Garden in Taminato, Ogimi Village

桜の便りが届き始めた1月、大宜味村の六田原展望台(むたばるてんぼうだい:12月20日のブログ記事)近くの桜並木を見に出かけた時に、偶然見つけた「OPEN GARDEN(オープンガーデン)」の看板。立ち寄ると、色とりどりの椿と気持ちのいいテラスからの絶景がありました。

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琉球の香


When I visited Mutabaru Lookout Point in December 2017 (blog post of 20 Dec 2017), I noticed there were cherry trees on the way to the lookout point. The other day, I drove to Ogimi hoping to see the cherry blossoms, and found Mr. Uehara's camellia garden that was open for everybody to visit.

展望台へ続く桜並木
Tunnel of Cherry Blossoms


1月も下旬にさしかかったこの日、12月に行った六田原展望台へ続く沿道の桜はそろそろ見頃だろう、と大宜味村田港へ車を走らせます。急な坂を上り始めると、花の咲き始めた桜の木が道路沿いに現れます。

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予想していたよりも花は少なく、まだ五分咲き程でしたが、鮮やかなピンクの花が灰色の冬空を明るく彩ります。幅の広い道の脇に停車して車を降ります。平日なのでそれほど人出もありません。桜のトンネルの坂道を登って振り返ると、木々の間に本部半島と海をバックにした絶景が広がります。

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メジロの声が辺りに響き、数匹のアゲハチョウが花から花へと飛び回って、蜜を吸っています。4,5日して満開になった頃にまた来れるかな、と考えながら犬とのんびり並木道を歩きます。車に戻り坂を下り始めると、道の途中に青と黄の文字の「OPEN GARDEN」の看板がある事に気が付きます。

入口に生えている竹のアーチの下を石畳が誘うように奥へ伸びています。

It was the 4th week of January and, usually, time for Okinawa's bright pink cherry blossoms in bloom. When I arrived at the place, the flowers were not in full bloom, but I was able to see a pink tunnel of cherry blossoms. And I noticed there was "OPEN GARDEN" sign with pictures of camellias along the road.

オープンガーデン
Open Garden


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入口の看板と石畳に迎えられて、中へ進みます。石畳が二手に分かれますが、左側へ曲がり、坂道を登って人の声のする方へ歩いて行きます。頂上には小さな建物とデッキチェアが何脚かあり、庭の持ち主の上原延義(うえはら のぶよし)さんと数名の女性がおしゃべりをしています。

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犬を連れて庭を見てもいいか尋ねると、快く了承して庭の回り方を説明してくれます。石畳の途中にある矢印を上原さんに告げられた通り歩いて庭を回ります。赤、白、ピンク、紅白など、様々な色や形の椿が石畳の両側に植えられています。

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肥後日本錦(ひごやまとにしき)


椿に混ざって、シークァーサーやタンカンなどの柑橘類もこの時期、オレンジの美味しそうな実を枝いっぱいに実らせ、足元には淡い藤色から青紫まで様々な色合いのスミレやタツナミソウも可憐な花を咲かせています。

トントンと音のする木の上へ顔を上げると、シジュウカラに混ざって、こげ茶色に白の斑点の付いた鳥が木を嘴でたたいています。後で調べると、リュウキュウコゲラのようです。

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リュウキュウコスミレ
Viola yedonesis var. pseudo-japonica


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タツナミソウ
Scutellaria


I entered the garden and went up the hill where I heard voices of people. On top of the hill, there was a small house with patio and I met the owner of the garden, Mr. Nobuyoshi Uehara. Mr. Uehara greeted me with a smile, and told me how to go around the garden. I walked on the path with my dog following Mr. Uehara's instructions and the arrows by the paths. There are red, white, and pink camellias planted both sides of the path along with shiikwaasaa (Citrus depressa) and some wild flowers and plants.

総本数1500本以上の椿の庭!
There are Over 1500 Camellia Trees in the Garden!


庭を一回りして、建物へ戻るとデッキチェアの置かれたテラスの木々の向こうに、塩屋湾の絶景が広がります。

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「すごい景色ですね〜」と言うと、イスを勧めてくれて、庭に植えられている椿の名前、花形、原産地が書かれた上原さん作成の一覧表を持って来てくれました。「平成30年1月11日現在」と記された表によると、207種類、総本数は1508本もあります。すると、「あー、これ違ってるな。今は1511本、208種類」と言います。椿は日々植え続けられているようです。

このガーデンには沖縄原種の15種類の椿のうち、13種類があるそうです。庭で撮った椿や花の写真を見せて、名前を教えてもらいます。私が一番気に入った、小ぶりな白い花をたくさん付けて咲いているのは琉球列島固有種のヒメサザンカ(椿じゃない!?)で、「日本の椿で香りがするのは、全部この花とのかけ合わせ」だと教えてくれます。椿は一つの花の咲いている期間が長く、通常10日〜14日間楽しむことができるそうです。

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ヒメサザンカ
Camellia luchuensis


After going around the garden and taking some pictures of the flowers, I went back to the patio where I could admire panoramic view of Shioya Bay and Motobu Peninsula. Mr. Uehara, then, brought a list of camellias planted in his garden. According to him, there are 208 species and total 1511 camellias in his garden (as of 23 Jan 2018 and the number of trees keeps growing)!

やんばると椿に魅せられて
Friendly Mr. Uehara


上原さんに大宜味の出身なのか尋ねると、出身は糸満で自宅もここでは無いと答えます。やんばるの自然が好きで、平成6年(1994年)に大宜味に山小屋を建てて、庭づくりを始めたそうです。

何もない山の中で、庭の整地をするのに8年かかり、シークァーサー、タンカン、黒木、そしてツツジを植え始めたそうですが、ツツジはうまく咲かず、椿に切り替えたそうです。オープンガーデンは7年前から始めて、庭の手入れをする為に、今はほとんど山小屋で過ごしているそうです。

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山小屋の前のテラス


上原さんにこの庭のどこが一番お気に入りか聞くと、「景色」そして「椿」と答えます。椿の魅力は園芸種でも自然に溶け込む美しさで、葉や幹の形がすばらしい「新しい自然」だと言います。

特にオープンガーデンについて宣伝をしたわけでは無いけれど、訪れた人の口コミやSNSの投稿で毎年訪ねて来る人が増えているそうです。一日に37、8名の人がやって来るそうで、来ないと思った雨の日でも10名前後の人が訪れるそうです。以前犬を飼っていたと言う、犬好きでフレンドリーな上原さんの元には、常連もよく来るようです。この日訪ねて来ていた東村出身の女性もその中の一人のようで、この辺りの話を色々聞かせてくれました。

椿の花の時期は11月〜4月頃までなので、当分の間、この絶景と椿のコラボレーションを楽しめそうです!

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原種のヤブツバキ
Camellia japonica L.


Mr. Uehara is originally from Itoman City and his actual residence is in Itoman also. He has always loved nature of yanbaru (the northern part of Okinawa Island), and in 1994, built a "mountain hut" and started gardening in Ogimi. It took Mr. Uehara 8 years to landscape and he started doing the "open garden" 7 years ago. Mr. Uehara did not advertise about the garden himself, but people who visited the garden talked about it and shared it through SNS, and now, more people visit his garden each year. Some people are "regulars" and enjoy the garden, the view, and Mr. Uehara's company.

上原さんのオープンガーデン 
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字田港247番地 

Mr. Uehara's Garden
Address: 247 Taminato, Ogimi, Okinawa


posted by Misa Alta at 18:51| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

冬こそ訪れたい、海洋博公園 熱帯ドリームセンター Tropical Dream Center at Ocean Expo Park in Okinawa

2017年クリスマスから年末年始にかけて、天候にも恵まれて暖かい日が続いていましたが、成人の日を境に気温も下がり始め、沖縄にも本格的な冬が到来しました。1月の平均最低気温は13度〜14度ほどですが、どんより曇り空で強風の日も多い冬の沖縄では、気温が14度の時でも体感温度は零度〜4度と言う事もしばしばあります。

そんな南国沖縄が極寒の地と化した時にも色鮮やかな熱帯植物を楽しめるおすすめの場所が、海洋博公園内にある、その名も「熱帯ドリームセンター」です。年末に手にしたチラシで知った展覧会、『ウィルソンが見た沖縄 ー琉球の植物研究史100年とともにー 』の巡回展が熱帯ドリームセンターで2017年11月3日〜2018年1月7日まで開催される事を知り、正月、集まった家族と一緒に久しぶりに熱帯ドリームセンターへ出かけました。

During the winter, there are many days with cloudy skies and strong north winds blowing in Okinawa and the place becomes far from "tropical island". However, at Tropical Dream Center in the Ocean Expo Park in Motobu Town, you can enjoy flora and fauna of tropical and subtropical regions all year around!

華やかなランの温室
Greenhouses of Beautiful Orchids


熱帯ドリームセンターへ私が最後に来たのは十数年前でした。色々な場所が目まぐるしく変わる沖縄で、ドリームセンターに入ると、建物やクロトンパティオに置かれたタイル張りのベンチが20年ほど前と変わらず、懐かしくほっとします。

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順路に沿って進むと、一番最初にある温室が「ファレノプシス温室」で、日本では「胡蝶蘭」の名で親しまれているランです。温室に入ると、白の胡蝶蘭の壁が出迎えてくれます。

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温室内にはランの他にもヒカゲヘゴや園芸店などで見かけるアンスリウムなどの熱帯の観葉植物もあります。先へ進むと、ピンク、オレンジ、黄、斑点模様など、色鮮やかな胡蝶蘭が温室内を彩ります。

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葉の形が鹿の角に似ている事からビカクシダ(鹿角羊歯)と呼ばれる別名コウモリランの立派な株を見ていると、温室内にいた職員の女性が「上向きの葉と下向きの葉にそれぞれ違う役割があるんですよ」と教えてくれます。この日は参加しなかったのですが、ドリームセンターでは無料のフラワーガイドツアーや熱帯植物学習・観察ツアーも行っています。また、チケット売り場では「PDA音声ガイド」の貸し出しも無料で行っていて、時間に縛られずに自分のペースで見て回れるのでおすすめです。

ファレノプシス温室の後は、土を必要としない着生ランの「バンダ温室」、甘い香りに包まれた華やかな「カトレア温室」へと続きます。

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ランの温室内では、香料になるバニラや沖縄島固有種で絶滅危惧種のオキナワセッコクも栽培・展示されています。

Right after entering the Tropical Dream Center, there are three greenhouses of different genera of orchids: Phalaenopsis Greenhouse, Vanda Greenhouse, and Cattleya Greenhouse. There are so many different colors and shapes of beautiful orchids displayed in the greenhouses and some of them are rare and/or endangered species. To get information about plants and the facility, you can get free rental Personal Digital Assistant (PDA) device in Japanese, English, Korean, Simplified Chinese and Traditional Chinese at the ticket booth at the entrance.

不思議な果物がいっぱい、果樹温室
Fruit Tree Greenhouse


ランの温室を抜け表へ出ると、ピンク、紫、オレンジ、黄緑と鮮やかな色彩のブーゲンビリアやコリウスが空間を彩り、ネッタイスイレンが浮かぶロータスポンドもあります。ネッタイスイレンは、この時期でもピンクや紫の花を咲かせています。

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ロータスポンドを後にして、熱帯果樹が栽培されている暖かな果樹温室へ入ります(寒い日はまさに楽園です!)。鳥の声が熱帯の森を演出するこの温室内では、世界一大きな果実と言われる人の頭ほどの大きさのパラミツ(ジャックフルーツ)や丸い実が砲丸に似ている為、ホウガンボクと呼ばれる木、チョコレートの原料になるカカオ、その他、沖縄の道の駅などで時折目にするスターフルーツやカニステルなども展示されています。

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カカオの実は、熟すと黄色いフットボールのようになる。
Fruit of Cacao


Outside of the Cattleya Greenhouse, there are colorful bougainvillea and coleus around the Lotus Pond. I was surprised to see pink, purple and white Tropical Water Lily flowers in bloom under cold January sky. Walking into Fruit Tree Greenhouse, you will see interesting shapes and names of tropical fruits. I was able to see cacao, which is the ingredient of chocolate, bearing fruits on the tree!

回廊とバベルの塔
Gallery and the Tower


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熱帯ドリームセンターの一番奥にある回廊で、目的の展覧会が行われていました。この展覧会は沖縄県立博物館・美術館と一般財団法人沖縄美ら島財団の主催で行われたもので、英国人プラント・ハンターのE.H.ウィルソンが1917年(大正6年)に沖縄で撮影した写真が大型印刷で展示されていました。

立派な琉球松並木の宜野湾街道や、砂浜に並ぶサバニがのどかな名護湾、嘉手納の比謝矼、そして瓦屋根や茅葺屋根の民家が立ち並ぶ那覇の垣花など、在りし日の沖縄の人々や植物、美しい風景が写真に収められていて感動しました。

この回廊横には軽食やドリンクが楽しめるカフェ「スコール」もありますが、回廊隣にある展示室の先、催物展示室内には、飲食OKの休憩コーナーもあります。

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空調の効いた室内なので、寒い日も暑い日もゆっくりできる穴場スポットです。この日はおせち料理を弁当にして持って来ていたのでここでゆっくり、くつろぎました。

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休憩コーナー隣にあるやんばるの森を紹介するコーナー
Exhibition hall of Yanbaru Forest


この後、熱帯ドリームセンターのシンボル、高さ36m(約8階建ての高さ)の遠見台へ階段で登りましたが、頂上へ着いた時にはかなり息切れしてしまいました(エレベーターも有)。

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ここからは古代遺跡のようなドリームセンターの建物や東シナ海を一望でき、中庭中央のチューリップ畑がハート型になっている事に気が付きます。

ところで、初めてこの遠見台を見た時には「バベルの塔だ」と思いました(熱帯ドリームセンターは1986年に開園)。以前は、回廊に黒ヒョウのオブジェも置かれていて、まさに子供の頃に見たアニメ「バビル2世」を彷彿させる場所でした(昭和!)。

Gallery is located at the far end of the Tropical Dream Center and there are African Baobab trees at the center of the Gallery. Seeds of baobab tree were planted in 1979 and the flowers bloomed in 1999 for the first time in Japan. And then, the tree bore fruits in 2000 also for the first time in Japan. Right next to the Gallery, there is Cafe Squall where you can have light meals, drinks, and desserts. Also, near there, there is Exhibition Room for Events with rest space with AC on. You can climb 36m high observatory tower next to the Gallery to enjoy view of East China Sea with Ie Island, Sesoko Island and Izena & Iheya Islands (elevator is also available ).

中庭とビクトリア温室
Courtyard and Victoria Greenhouse


遠見台を下りて、中庭へ向かいます。むき出しになった土の間から小さなチューリップの芽が出ています。2018年1月13日(土)〜 28日(日)にかけて開催される「チューリップフェア」の為に8万株の色とりどりのチューリップが植えられているそうです。

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中庭のチューリップ畑と果樹温室 
Tulip field at the Courtyard and Fruit Tree Greenhouse


熱帯ドリームセンターではこの他にも様々なイベントが年間を通して行われていて、毎年1月後半から2月前半頃に開催される「国際洋蘭博覧会」は2018年に32回目を数える、国内では最も古いラン展だそうです。ちなみに、今年の洋蘭博覧会の開催期間は2月3日(土)〜 12日(月)です。

中庭を通過した後は、アマゾンの熱帯植物や魚が観察できる「ビクトリア温室」へ入ります。

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温室内には池もあり湿度が高く、この日は目にしなかったのですが、葉が1m以上になって子供が乗っても沈まないという、パラグアイオニバスなどの水生植物や湿性植物、そして食虫植物も展示されています。

温室の地下からは、この池にいる珍しい魚を観察する事もできます。生きた化石とも呼ばれる、体長約2.5mの巨大魚「ピラルク」は鎧の様な銀色の顔がピクリとも動かず、始めは置物かと思いました。このすぐ後にタイミングよく餌の時間になり、泳ぎ回る姿を見ることができました。

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こわもての顔も正面からみると愛嬌がある。「コンニチハ!」
Pirarucu says "Kon-nichiwa!"


自然界では、大きいものは体長5mほどにまで成長するそうで、硬くて大きなウロコは靴ベラとしても利用されるそうです。

There are many events held at the Tropical Dream Center throughout the year.
Between 13 - 18 January 2018, "Tulip Fair" with 80,000 tulips will be held and "Okinawakokusaiyoranhaku*kai 2018 (Okinawa International Orchid Exhibition 2018)" will be held between 3 - 12 February 2018. After passing the Courtyard, there is Victoria Greenhouse where you can observe tropical aquatic plants and fish. From the basement of the greenhouse, you can see 2.5m long "Pirarucu" (Arapaima gigas) and other interesting fish of the Amazon.

ロータスポンド
Lotus Pond


ビクトリア温室の外は、果樹温室に入る前に見たロータスポンドの反対側です。天気が良ければ、モネの『睡蓮の池』気分にひたって、池の周りにあるベンチに座ってぼんやりするのも気持ち良さそうです。

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「熱帯ドリームセンターTOUR GUIDE」パンフレットによると、園内は標準コースで約1時間、短縮コースで約30分と案内されていますが、ここへたどり着くまでに2時間程経っていました。見どころが沢山ある熱帯ドリームセンターは、時間をかけてゆっくりと見て回りたい秘密の園のような場所です!

2018年1月時点の入場料は大人690円、小人350円、六歳未満入場無料です。尚、水族館チケットを提示で、割引料金の大人340円、小人170円で入場できます。また、無料入館日や休館日も設けられているので、前もって海洋博公園ホームページで確認する事をおすすめします(熱帯ドリームセンターは2018年2月1日(木)と2月13日(火)は休館日です!)。
車で来園する場合は、ドリームセンター入口すぐ近くにある駐車場P8が便利です。

Outside of the Victoria Greenhouse is the other side of Lotus Pond that you saw earlier. It is peaceful place and reminds me of Monet's Water Lilies. There are benches around the pond, so if the weather is good, this will be a nice place to daydream. As of January 2018, the admission fees of the Tropical Dream Center are 690 yen per adult and 350 yen per child (5 years old and younger will be free). If you have Churaumi Aquarium ticket, you can get discount price: 340 yen per adult and 170 yen per child. There are also free admission days and closed days, so better to check Ocean Expo Park website before you go (Tropical Dream Center will be closed on 1 & 13 February 2018!). Parking Area P8 is located very close to the entrance of Tropical Dream Center.   

熱帯ドリームセンター(海洋博公園管理センター)
住所:沖縄県国頭郡本部町字石川424番地 
電話:0980−48−2741 
Fax: 0980−48−3339

Tropical Dream Center (Ocean Expo Park Management Center)
Address: 424 Ishikawa, Motobu, Okinawa
Phone: 0980-48-2741
Fax: 0980−48−3339

ラベル:やんばる 自然
posted by Misa Alta at 22:42| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする