2018年05月03日

宇宙に一番近い場所! 恩納村のJAXA沖縄宇宙通信所 JAXA Okinawa Tracking and Communications Station in Onna Village

2018年ゴールデンウィーク、恩納村ではすでにセミが鳴き始め、山ではソウシジュの黄色い花やイジュの白い花も咲き始めています。連休の前半が終了し、後半に入る合間の平日を狙って沖縄で宇宙に一番近い場所、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、通称JAXA(ジャクサ)の沖縄宇宙通信所を見学しました。

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In 2003, Japan's three Aerospace institutions were combined and Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA) was established. JAXA Okinawa Tracking and Communications Station, former Okinawa Radiowave Tracking Base, was originally established in February 1968. Some areas of the facility are open for public between 10:00 - 17:00 everyday (the facility may close without advance notice).

沖縄宇宙通信所
The Okinawa Tracking and Communications Station

国道58号線を恩納村安富祖にあるホテル「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」向けに進むと、「沖縄宇宙通信所」の道路標識が現れます。畑の間の細い道を案内板に沿って進んで行くと、大きなパラバラアンテナや巨大なサッカーボールのような白いドームが現れます。

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沖縄宇宙通信所は1968年2月に旧科学技術庁宇宙開発推進本部の「沖縄電波追跡所」として発足し、2003年10月にJAXAの施設となったそうです。主な業務は人工衛星の追跡管制で、衛星から発信される信号を取得(追跡)して、衛星の動きに修正が必要な時に指令信号をアンテナから送信(管制)しているそうです。沖縄宇宙通信所が通信管制を行っている主な衛星は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」や水循環変動観測衛星「しずく」、惑星分光観測衛星「ひさき」、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」だそうです。

読んで字のごとく、宇宙と通信しているこの施設は、年中無休、毎日10:00〜17:00の間に無料で見学する事ができます(臨時休館有り)!

The Okinawa Tracking and Communications Station (the Station) is located near The Atta Terrace Club Towers hotel in Afuso, Onna Village. There is a sign on Route 58, so follow the sings. As you get close to the Station, you will see big parabolic antennas and round domes which look like huge soccer balls.

施設見学
Visiting the Station

2018年5月時点、沖縄宇宙通信所は改修工事のため建物はカバーで覆われていて、一部入れない展示室もありますが、施設見学は可能です(工事終了予定は7月頃)。入口で受付に職業、年齢、人数、住んでいる場所の記入をして、スリッパに履き替えて建物内に入ります。

それ程大きな場所ではないのですが、色々な展示物が揃っています。エントランスには、宇宙から見た沖縄本島の写真と沖縄宇宙通信所の模型、「人工衛星打ち上げ記念デカール」が飾られています。

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デカールは、打ち上げられるロケットなどに張られるロゴのステッカーのようです。残念ながら第一展示室は工事中で見学できませんでした。第二展示室には、宇宙に関しての素朴な疑問や質問(運動はしなくていいの?食べ物は?寝るときは?トイレは?など)への答えがあります。

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そして、よくニュースなどで耳にする「国際宇宙ステーション(ISS)」の1/300模型やISSに接続されている日本実験棟「きぼう」の1/50模型、そして「きぼう」についての説明があります。「きぼう」がISSの中で一番大きい実験室である事や、日本だけの通信システムがある事、2つの窓から地球が見える事など、興味深い情報が紹介されています。

この展示室では、2017年12月から約半年間の予定でISSに長期滞在している金井宣茂(かない のりしげ)宇宙飛行士の訓練の様子や宇宙からのウィークリーレポートも展示しています。限られた資源と空間のISSで色々な国の乗組員達と長期間過ごすには、互いの理解と協力が無くてはならないだろうなと感じます。これは地球上の私たちにそのまま当てはまる事で、ISSはまるで人間が作った小さな地球のようです。

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Most of the exhibitions are introduced in Japanese, however, if you can speak Japanese and read hiragana and katakana, you may be able to understand them since there are "furigana" for most of kanji characters.

第3展示室
Exhibition Room 3

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第3展示室には、日本が打ち上げた人工衛星の模型などが展示されています。日本で最初の実用試験衛星「きく」1号は打ち上げの日の9月9日が「菊の節句」だったのが名前の由来というトリビアも紹介されています。展示室には、旧追跡管制設備も展示されています。

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説明によると、筑波宇宙センターで電波を操作する以前の平成18年(2006年)ごろまでは沖縄宇宙通信所でも追跡管制設備を使って操作していたそうです(現在は人工衛星と筑波宇宙センター間のデータ送受信の中継を行っているそうです)。丸い計器が目玉のような旧設備の管制卓は、温かみや親しみを感じます。

管制卓のとなりにあるのは体験型機材「はやぶさシミュレータ」です。「打ち上げ」「スイングバイ」「タッチダウン」「通信途絶からの回復」「大気圏再突入」の5つのミッションに挑戦でき、各ミッション終了後に点数が付いた修了証がもらえます。

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私の打ち上げた探査機は、ついに地球へ戻ることは無かった・・・。

普段ゲームをしない私には、なかなか難しく、何度かトライしていると全ミッションを終えるのに1時間ほどかかってしましました(最後の3つのミッションは全て失敗に終わった)。

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ミッション終了後、はやぶさが大気圏に突入して燃え尽きる映像には切なくなります。そして、はやぶさから地上へ送られた最後の映像には思わず胸がいっぱいになります。シミュレーションの後だったので、自分が実際にミッションに関わったかのように、思わず感情移入してしまいます。

As of May 2018, the Station is under renovation and, unfortunately, Exhibition Room 1 is not open for public (the renovation is scheduled to be finished in July 2018). In Exhibition Room 3, there are miniature satellites, and old mission control desks which were used in the Okinawa Station until Tsukuba Space Center took over the role in 2006. Right next to the mission control desks, there is "Hayabusa Simulator" which you can try missions of Hayabusa asteroid probe that traveled in space for 7 years and successfully returned the samples from asteroid "Itokawa" to Earth in 2010!

宇宙情報ルーム/ビデオルーム
PC Room/Video Room

思いがけず宇宙管制室で働く体験ができて大満足です。第3展示室を出て向かいの「宇宙情報ルーム」へ入ります。

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入ってすぐ右手に、宇宙服を着た自分の顔写真入りのポストカード作成(合成写真)の無料サービスがあります。そして、宇宙に関しての本や、パソコンで観るロケット打ち上げ映像、人工衛星についての説明、「宇宙版ゲームにチャレンジ」などがあります。はやぶさのシミュレータで憔悴しきっていたので、宇宙版ゲームはパスします。

「宇宙飛行士選抜試験にチャレンジ!」は宇宙飛行士選抜試験の長期滞在適性検査でも行われた事があるという、鏡を見ながら星の図形を鉛筆でなぞるテストです。簡単にできた、という人は宇宙飛行士になる素質があるかもしれません!

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宇宙情報ルームの隣にはビデオルームがあり、沖縄宇宙通信所についてや、その他さまざまなビデオを観る事ができます。私がビデオを観ようととした時に、機材の調子が悪くなってしまったのですが、ランチタイム(だったと思う)にも関わらず、親切な職員の人が3名もやって来て直してくれました。皆さんどうもありがとうございました!

In PC Room, you can make a post card of you in spacesuit (combine photo), play space game, and try one of the tests that was used as aptitude test to select astronaut. In Video Room right next to PC room, you can watch videos in Japanese.

ミッション・ポッシブル!
Mission Possible!

各展示室の間にある廊下にも宇宙や人工衛星についての情報パネルが展示されています。

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「日本の人工衛星・探査機打ち上げ一覧」は1970年代から2015年までの間に、いつどれくらい衛星や探査機が打ち上げられたかが一目瞭然です。70年代後半から90年代後半まで多くの打ち上げが行われていて、2000年にパタリと無くなり、2001年から再開されています。

そして、あて先の無い、切手と消印だけが付いた柄入りの封筒も展示されていますが、これは「銀座わたなべ」製作の「スぺースカバー」と呼ばれるもので、「わたなべ」のサイトの説明によると「欧米ではロケットなどの打ち上げを記念してロケットや衛星のデザインを印刷した封筒に郵便局で打ち上げの日のスタンプを押印する≪スペースカバー≫が作られる」そうで、1980年「あやめ2号」から2012年7月21日の打ち上げまでのスペースカバーが製作されたそうです。

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宇宙開発の事業には、実際のJAXAのミッション以外でも様々な分野で沢山の人達が関わっているんだなと実感します。施設を見学、体験する事で、映画やニュースで見るだけの宇宙がぐっと近くなる沖縄宇宙通信所。毎年10月頃「宇宙の日」の施設一般公開や恩納村の「うんな祭り」での「宇宙展」などイベントも開催しているそうです。詳しい情報はJAXAウェブサイトの広報や「ファン!ファン!JAXA」のサイトをチェックしてください。JAXAのサイトには、10日先までの「『きぼう』/ISSの目視予想情報」も掲載されています!

There are more information boards and exhibitions on the walls of the hall way as well, and one of them is "space covers". Space covers were made by Ginza Watanabe, using Japanese handmade paper and traditional woodblock print in design, between 1980 - 21 July 2012. There are also events held by the Okinawa Station every year around October for "Space Day" and "Unna Matsuri (Onna Festival)". For more information, please check the Okinawa Tracking and Communications Station and JAXA websites. Come and join the mission!

ラベル:その他 やんばる
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2018年03月24日

優雅な曲線が美しい宜野座村の漢那ダム Kanna Dam in Ginoza Village, Okinawa

平成5年(1993年)3月に完成した宜野座村漢那福地川上流にある漢那ダムは、日本国内で本格的な景観設計を取り入れた先駆けで、森の中の湖畔にたたずむ古城を思わせる美しいダムです。環境保全にも力を入れる事で、25年たった今、みごとに蘇った沖縄の自然を身近に観察し、楽しめる場所です!

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Kanna Dam is located in upper stream of Ginoza-Fukuji River in Ginoza Village. It is a beautiful and elegant dam which reminds me of a medieval castle in Europe. Kanna Dam is not only beautiful dam but also designed to maintain natural environment of the area.

古城の城壁を彷彿させる本ダム堤体
Inspired by Okinawa's "Gusuku"


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漢那ダムで始めて堤体(堤防本体)を目にした時は、その優雅さに感動しました。漢那ダムのパンフレットによると、コンクリートの石積み模様は「城(グスク)」をイメージしたものだそうですが、丸みを帯びた柱や城への入口の様なエレベーター塔、堤体横に配置された鎖のかかった階段は、中世ヨーロッパの古城のようにも見えます。

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石積み模様はコンクリートの表面に発泡スチロールの型枠を張り付けて作ったそうで、型枠は「人間の手ではがさなければならなかったので、大変な作業」だったそうです。堤体横の階段を下りてそこから見上げるダムの美しさは一見の価値があります。

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また、柔らかさを演出するために多用したという曲線は、確かに、沖縄のグスクの波打つようなフォルムを連想させます。

Construction of Kanna Dam was completed in March 1993. Although it looks like a medieval European castle, according to Kanna Dam's information pamphlet, motif of Kanna Dam is "gusuku" which is an Okinawan castle. Styrofoam molds were used to create masonry pattern on concrete walls. The molds had to be removed by human hands and it was hard work to do!

ヒルギ植栽で、失われたマングローブの復元
Restoration of Mangrove


階段を降りると、ダムの下流に設けられた「下流広場」があります。シーサーが鎮座する赤瓦屋根のバルブ室横から流れ出す水音が響くこの川沿いの遊歩道がとても気持ちのいい場所で、下流河道沿いに設けられた自然石護岸に植栽されたオヒルギやメヒルギなど、マングローブを代表する植物を間近で観察できます。

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オヒルギの胎生種子
Viviparous seeds of Bruguiera gymnorhiza


もともと海水と淡水が交わる汽水域の宜野座福地川下流には、マングローブが形成されていたそうですが、海岸の護岸工事などで失われてしまったそうです。そして、漢那ダムの建設の際、地元宜野座村の小学生によって植樹された6200本のヒルギは、今では大きなものは6メートル程の高さにまで成長して、マングローブを住処とする様々な生き物を育んでいます。

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トントンミー(ミナミトビハゼ)は水切り石のように水面をジャンプして移動する!
Periophthalmus argentilineatus


ボードウォークが設置された浅瀬や淵では、カニの姿やトントンミー(ミナミトビハゼ)が水面を飛び回る姿も観察でき、時折「パチン!」とテッポウエビの鳴らす破裂音が聞こえて来ます。

If you walk down the stairs right by the dam, there is Downstream Park at the bottom of the stairs. There are small paths next to the river and you can observe plants such as Bruguiera gymnorhiza and Kandelia obovata which are plants so-called "mangrove". There used to be mangrove forest along Ginoza-Fukuji River, however, it was destroyed when seawalls were constructed along the shoreline. When the dam was constructed, 6200 mangrove seedlings were planted by school children of Ginoza, and now, there is a small mangrove forest along the river and it became a home for many creatures live in brackish water.

環境保全で蘇った自然の風景
Forest of Yanbaru Surrounding Kanna Dam


漢那ダムを訪れた3月中旬、あたりにはシャリンバイの可憐な白い花や朱やピンクの色鮮やかなツツジの花が咲き、花の蜜を求めて飛び交うチョウやハチの姿に春を感じます。

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漢那ダムでは、生態系の保全に配慮して、魚道の設置(ダム横の階段の脇にエビ、ハゼ、カニが登れるスロープが設けられています)や切土法面の早期樹林回復、小動物保護型側溝を設置して、環境保全対策に取り組んだそうです(これらはその後、全国のダム事業に取り入れられるようになったそうです)。

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ダム工事で失われた森をその土地にもともとあった植物を植栽して、早期の樹林回復を行ったそうですが、漢那ダム周辺には今ではすっかり本物のやんばるの森が再生されています!これは樹林の早期回復で周囲の景観が良くなるだけでなく、植物の根で裸地を覆う事で大雨時の崖崩れ防止の効果もあるのではないでしょうか。このような取り組みが、山を削って行う様々な工事や土地造成の際に積極的に取り入れられるといいなと思います。

森の中から聞こえてくる色々な鳥の鳴き声に混ざって、ウグイスのさえずりがひときわ高く響き渡ります。

下流広場には立派な支柱根を持つガジュマルの木が根を張り、房状になったイルカンダの花が咲いています。大きなさやえんどうの様なイルカンダの実がはじけて、碁石の様な黒くて丸い種が地面に落ちています。

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イルカンダの花 
Flowers of Mucuna macrocarpa


In Mid March, small white flowers of Rhaphiolepis umbellata, and red and pink Azalea are in full bloom. Butterflies and bees are busy collecting honey. When the dam was constructed, they tried to preserve natural environment of the area by creating fish ladder, planting plants native to the area, and installing animal friendly gutter which small animals can crawl out easily. 25 years later, the efforts were paid off and forest of yanbaru is back. There are forest surrounding Kanna Dam and you can see interesting wild plants and hear birds singing everywhere!

漢那ダム資料室
Kanna Dam Museum


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ダム管理棟の横には、入場無料の「漢那ダム資料室」があります。漢那ダム施工や、環境保全、景観配慮、水質保全対策などについての説明はもちろん、小規模ながら漢那ダムややんばるに住むメダカやオオウナギなどの水性生物の水槽や、やんばるの森のジオラマ、昆虫の標本が展示されています。

そして展示の一つの「北部の9ダムをデータで比べてみよう」は、データの比較対象がユニーク(マニアック)です。「ダム本体の大きさ(体積)」は、沖縄県庁(350,000㎥)○○個分、「ダム水面の広さ(湛水面積)」は沖縄セルラースタジアム那覇(約0.026ku)○○個分など、ローカル色があり、分かりやすいのですが、最後の項目「水を集める森の広さ(集水面積)」の対象は伊江島(27.75ku)です。多くの沖縄県民が目にした事があって、馴染み深い伊江島ですが、横から見た伊江島の姿しか頭に浮かんでこないので、「広さ」と言われても、あまりピンときません。そして、福地ダム以外の集水面積は全て「伊江島の約0.3倍の広さ」や「伊江島の約0.8倍の広さ」など、伊江島よりも小さいので、集水面積の広さを実感するよりも、伊江島の広さに感心します。

Right next to Kanna Dam, there is Kanna Dam Museum. It is small exhibition, but there, you can observe some fish, specimen of insects, and diorama of Yanbaru forest.

めだかの学校
Biotope


漢那ダムで通常一般に公開されている場所は、大きく分けて「本ダム公園」や「下流公園」のある南側のエリアと長さ500メートルの脇ダム堤頂を渡って反対側にある「湖畔公園」と「自然ふれあい公園」のある北側のエリアです。

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湖畔公園は、緑の芝生が気持ちいい多目的イベント広場があり、レクリエーションにピッタリの場所です。そして、そこから北側奥の方にある「自然ふれあい公園」は漢那ダム第二貯水池、通称「めだかの学校」で、もともとあった小さな湿地帯の水域を広げて作った人工の湿地帯だそうです。

自然ふれあい公園入口の「夢のかけ橋」を渡ると、そこは湿地に集まる鳥や生き物を観察するための小屋やデッキが設置されたビオトープです。これは、国内のダム事業でのビオトープ創造の先駆けだそうです。観察小屋ののぞき窓から池を泳ぐ水鳥たちの姿がみえます。

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そして、湿地の上に設置された観察デッキへ伸びるボードウォークの周りを赤や青のトンボが飛んでいます。

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水の中に小さな魚の姿がありますが、よく見ようとしてしゃがむと、すぐに逃げて行ってしまいます。ここには、メダカの他、グッピーやカダヤシという、メダカによく似た外国産の魚も住んでいるそうです。

緑の森の中の静かな池の上を春の風に吹かれながらのんびりと歩くのは何とも心地いいものです。

ビオトープ内の通路にはスロープもあるので、誰でも気軽に散策できます。

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尚、漢那ダムを管理する北部ダム総合管理事務所では入会無料の「湖水友の会」のメール会員を募集しています(2018年3月時点の情報です)。広報誌の配信の他、ダムツアーやカヌー体験など、特典満載だそうなので、興味のある人は「沖縄総合事務局 北部ダム統合管理事務所」のウェブサイト内「湖水友の会」をチェックしてみて下さい。

Kanna Dam is separated into two areas. The dam and museum are located in Main Dam Park and there is Lakeside Park at north side of Kanna Lake. There is a biotope at North end of Lakeside Park. There are observation hut and observation decks where you can watch water birds, red and blue dragon flies, guppy, and Japanese killifish, which is endangered species, swimming in the pond.

北部ダム統合管理事務所
漢那ダム管理支所  
住所:宜野座村字漢那中山原2015-2 
電話:0980-53-6321 
FAX: 0980-52-6303

Okinawa General Bureau North Dam Integrated Control Office, Kanna Dam Branch
Address: 2015-2 Nakayamabaru, Kanna, Ginoza, Okinawa
Phone: 0980-53-6321
FAX: 0980-52-6303

posted by Misa Alta at 11:40| 沖縄 ☀| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

大宜味村田港で、冬空を明るく彩る桜と椿をめでる! Mr. Uehara's Camellia Garden in Taminato, Ogimi Village

桜の便りが届き始めた1月、大宜味村の六田原展望台(むたばるてんぼうだい:12月20日のブログ記事)近くの桜並木を見に出かけた時に、偶然見つけた「OPEN GARDEN(オープンガーデン)」の看板。立ち寄ると、色とりどりの椿と気持ちのいいテラスからの絶景がありました。

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琉球の香


When I visited Mutabaru Lookout Point in December 2017 (blog post of 20 Dec 2017), I noticed there were cherry trees on the way to the lookout point. The other day, I drove to Ogimi hoping to see the cherry blossoms, and found Mr. Uehara's camellia garden that was open for everybody to visit.

展望台へ続く桜並木
Tunnel of Cherry Blossoms


1月も下旬にさしかかったこの日、12月に行った六田原展望台へ続く沿道の桜はそろそろ見頃だろう、と大宜味村田港へ車を走らせます。急な坂を上り始めると、花の咲き始めた桜の木が道路沿いに現れます。

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予想していたよりも花は少なく、まだ五分咲き程でしたが、鮮やかなピンクの花が灰色の冬空を明るく彩ります。幅の広い道の脇に停車して車を降ります。平日なのでそれほど人出もありません。桜のトンネルの坂道を登って振り返ると、木々の間に本部半島と海をバックにした絶景が広がります。

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メジロの声が辺りに響き、数匹のアゲハチョウが花から花へと飛び回って、蜜を吸っています。4,5日して満開になった頃にまた来れるかな、と考えながら犬とのんびり並木道を歩きます。車に戻り坂を下り始めると、道の途中に青と黄の文字の「OPEN GARDEN」の看板がある事に気が付きます。

入口に生えている竹のアーチの下を石畳が誘うように奥へ伸びています。

It was the 4th week of January and, usually, time for Okinawa's bright pink cherry blossoms in bloom. When I arrived at the place, the flowers were not in full bloom, but I was able to see a pink tunnel of cherry blossoms. And I noticed there was "OPEN GARDEN" sign with pictures of camellias along the road.

オープンガーデン
Open Garden


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入口の看板と石畳に迎えられて、中へ進みます。石畳が二手に分かれますが、左側へ曲がり、坂道を登って人の声のする方へ歩いて行きます。頂上には小さな建物とデッキチェアが何脚かあり、庭の持ち主の上原延義(うえはら のぶよし)さんと数名の女性がおしゃべりをしています。

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犬を連れて庭を見てもいいか尋ねると、快く了承して庭の回り方を説明してくれます。石畳の途中にある矢印を上原さんに告げられた通り歩いて庭を回ります。赤、白、ピンク、紅白など、様々な色や形の椿が石畳の両側に植えられています。

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肥後日本錦(ひごやまとにしき)


椿に混ざって、シークァーサーやタンカンなどの柑橘類もこの時期、オレンジの美味しそうな実を枝いっぱいに実らせ、足元には淡い藤色から青紫まで様々な色合いのスミレやタツナミソウも可憐な花を咲かせています。

トントンと音のする木の上へ顔を上げると、シジュウカラに混ざって、こげ茶色に白の斑点の付いた鳥が木を嘴でたたいています。後で調べると、リュウキュウコゲラのようです。

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リュウキュウコスミレ
Viola yedonesis var. pseudo-japonica


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タツナミソウ
Scutellaria


I entered the garden and went up the hill where I heard voices of people. On top of the hill, there was a small house with patio and I met the owner of the garden, Mr. Nobuyoshi Uehara. Mr. Uehara greeted me with a smile, and told me how to go around the garden. I walked on the path with my dog following Mr. Uehara's instructions and the arrows by the paths. There are red, white, and pink camellias planted both sides of the path along with shiikwaasaa (Citrus depressa) and some wild flowers and plants.

総本数1500本以上の椿の庭!
There are Over 1500 Camellia Trees in the Garden!


庭を一回りして、建物へ戻るとデッキチェアの置かれたテラスの木々の向こうに、塩屋湾の絶景が広がります。

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「すごい景色ですね〜」と言うと、イスを勧めてくれて、庭に植えられている椿の名前、花形、原産地が書かれた上原さん作成の一覧表を持って来てくれました。「平成30年1月11日現在」と記された表によると、207種類、総本数は1508本もあります。すると、「あー、これ違ってるな。今は1511本、208種類」と言います。椿は日々植え続けられているようです。

このガーデンには沖縄原種の15種類の椿のうち、13種類があるそうです。庭で撮った椿や花の写真を見せて、名前を教えてもらいます。私が一番気に入った、小ぶりな白い花をたくさん付けて咲いているのは琉球列島固有種のヒメサザンカ(椿じゃない!?)で、「日本の椿で香りがするのは、全部この花とのかけ合わせ」だと教えてくれます。椿は一つの花の咲いている期間が長く、通常10日〜14日間楽しむことができるそうです。

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ヒメサザンカ
Camellia luchuensis


After going around the garden and taking some pictures of the flowers, I went back to the patio where I could admire panoramic view of Shioya Bay and Motobu Peninsula. Mr. Uehara, then, brought a list of camellias planted in his garden. According to him, there are 208 species and total 1511 camellias in his garden (as of 23 Jan 2018 and the number of trees keeps growing)!

やんばると椿に魅せられて
Friendly Mr. Uehara


上原さんに大宜味の出身なのか尋ねると、出身は糸満で自宅もここでは無いと答えます。やんばるの自然が好きで、平成6年(1994年)に大宜味に山小屋を建てて、庭づくりを始めたそうです。

何もない山の中で、庭の整地をするのに8年かかり、シークァーサー、タンカン、黒木、そしてツツジを植え始めたそうですが、ツツジはうまく咲かず、椿に切り替えたそうです。オープンガーデンは7年前から始めて、庭の手入れをする為に、今はほとんど山小屋で過ごしているそうです。

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山小屋の前のテラス


上原さんにこの庭のどこが一番お気に入りか聞くと、「景色」そして「椿」と答えます。椿の魅力は園芸種でも自然に溶け込む美しさで、葉や幹の形がすばらしい「新しい自然」だと言います。

特にオープンガーデンについて宣伝をしたわけでは無いけれど、訪れた人の口コミやSNSの投稿で毎年訪ねて来る人が増えているそうです。一日に37、8名の人がやって来るそうで、来ないと思った雨の日でも10名前後の人が訪れるそうです。以前犬を飼っていたと言う、犬好きでフレンドリーな上原さんの元には、常連もよく来るようです。この日訪ねて来ていた東村出身の女性もその中の一人のようで、この辺りの話を色々聞かせてくれました。

椿の花の時期は11月〜4月頃までなので、当分の間、この絶景と椿のコラボレーションを楽しめそうです!

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原種のヤブツバキ
Camellia japonica L.


Mr. Uehara is originally from Itoman City and his actual residence is in Itoman also. He has always loved nature of yanbaru (the northern part of Okinawa Island), and in 1994, built a "mountain hut" and started gardening in Ogimi. It took Mr. Uehara 8 years to landscape and he started doing the "open garden" 7 years ago. Mr. Uehara did not advertise about the garden himself, but people who visited the garden talked about it and shared it through SNS, and now, more people visit his garden each year. Some people are "regulars" and enjoy the garden, the view, and Mr. Uehara's company.

上原さんのオープンガーデン 
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字田港247番地 

Mr. Uehara's Garden
Address: 247 Taminato, Ogimi, Okinawa


posted by Misa Alta at 18:51| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする