2018年03月24日

優雅な曲線が美しい宜野座村の漢那ダム Kanna Dam in Ginoza Village, Okinawa

平成5年(1993年)3月に完成した宜野座村漢那福地川上流にある漢那ダムは、日本国内で本格的な景観設計を取り入れた先駆けで、森の中の湖畔にたたずむ古城を思わせる美しいダムです。環境保全にも力を入れる事で、25年たった今、みごとに蘇った沖縄の自然を身近に観察し、楽しめる場所です!

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Kanna Dam is located in upper stream of Ginoza-Fukuji River in Ginoza Village. It is a beautiful and elegant dam which reminds me of a medieval castle in Europe. Kanna Dam is not only beautiful dam but also designed to maintain natural environment of the area.

古城の城壁を彷彿させる本ダム堤体
Inspired by Okinawa's "Gusuku"


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漢那ダムで始めて堤体(堤防本体)を目にした時は、その優雅さに感動しました。漢那ダムのパンフレットによると、コンクリートの石積み模様は「城(グスク)」をイメージしたものだそうですが、丸みを帯びた柱や城への入口の様なエレベーター塔、堤体横に配置された鎖のかかった階段は、中世ヨーロッパの古城のようにも見えます。

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石積み模様はコンクリートの表面に発泡スチロールの型枠を張り付けて作ったそうで、型枠は「人間の手ではがさなければならなかったので、大変な作業」だったそうです。堤体横の階段を下りてそこから見上げるダムの美しさは一見の価値があります。

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また、柔らかさを演出するために多用したという曲線は、確かに、沖縄のグスクの波打つようなフォルムを連想させます。

Construction of Kanna Dam was completed in March 1993. Although it looks like a medieval European castle, according to Kanna Dam's information pamphlet, motif of Kanna Dam is "gusuku" which is an Okinawan castle. Styrofoam molds were used to create masonry pattern on concrete walls. The molds had to be removed by human hands and it was hard work to do!

ヒルギ植栽で、失われたマングローブの復元
Restoration of Mangrove


階段を降りると、ダムの下流に設けられた「下流広場」があります。シーサーが鎮座する赤瓦屋根のバルブ室横から流れ出す水音が響くこの川沿いの遊歩道がとても気持ちのいい場所で、下流河道沿いに設けられた自然石護岸に植栽されたオヒルギやメヒルギなど、マングローブを代表する植物を間近で観察できます。

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オヒルギの胎生種子
Viviparous seeds of Bruguiera gymnorhiza


もともと海水と淡水が交わる汽水域の宜野座福地川下流には、マングローブが形成されていたそうですが、海岸の護岸工事などで失われてしまったそうです。そして、漢那ダムの建設の際、地元宜野座村の小学生によって植樹された6200本のヒルギは、今では大きなものは6メートル程の高さにまで成長して、マングローブを住処とする様々な生き物を育んでいます。

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トントンミー(ミナミトビハゼ)は水切り石のように水面をジャンプして移動する!
Periophthalmus argentilineatus


ボードウォークが設置された浅瀬や淵では、カニの姿やトントンミー(ミナミトビハゼ)が水面を飛び回る姿も観察でき、時折「パチン!」とテッポウエビの鳴らす破裂音が聞こえて来ます。

If you walk down the stairs right by the dam, there is Downstream Park at the bottom of the stairs. There are small paths next to the river and you can observe plants such as Bruguiera gymnorhiza and Kandelia obovata which are plants so-called "mangrove". There used to be mangrove forest along Ginoza-Fukuji River, however, it was destroyed when seawalls were constructed along the shoreline. When the dam was constructed, 6200 mangrove seedlings were planted by school children of Ginoza, and now, there is a small mangrove forest along the river and it became a home for many creatures live in brackish water.

環境保全で蘇った自然の風景
Forest of Yanbaru Surrounding Kanna Dam


漢那ダムを訪れた3月中旬、あたりにはシャリンバイの可憐な白い花や朱やピンクの色鮮やかなツツジの花が咲き、花の蜜を求めて飛び交うチョウやハチの姿に春を感じます。

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漢那ダムでは、生態系の保全に配慮して、魚道の設置(ダム横の階段の脇にエビ、ハゼ、カニが登れるスロープが設けられています)や切土法面の早期樹林回復、小動物保護型側溝を設置して、環境保全対策に取り組んだそうです(これらはその後、全国のダム事業に取り入れられるようになったそうです)。

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ダム工事で失われた森をその土地にもともとあった植物を植栽して、早期の樹林回復を行ったそうですが、漢那ダム周辺には今ではすっかり本物のやんばるの森が再生されています!これは樹林の早期回復で周囲の景観が良くなるだけでなく、植物の根で裸地を覆う事で大雨時の崖崩れ防止の効果もあるのではないでしょうか。このような取り組みが、山を削って行う様々な工事や土地造成の際に積極的に取り入れられるといいなと思います。

森の中から聞こえてくる色々な鳥の鳴き声に混ざって、ウグイスのさえずりがひときわ高く響き渡ります。

下流広場には立派な支柱根を持つガジュマルの木が根を張り、房状になったイルカンダの花が咲いています。大きなさやえんどうの様なイルカンダの実がはじけて、碁石の様な黒くて丸い種が地面に落ちています。

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イルカンダの花 
Flowers of Mucuna macrocarpa


In Mid March, small white flowers of Rhaphiolepis umbellata, and red and pink Azalea are in full bloom. Butterflies and bees are busy collecting honey. When the dam was constructed, they tried to preserve natural environment of the area by creating fish ladder, planting plants native to the area, and installing animal friendly gutter which small animals can crawl out easily. 25 years later, the efforts were paid off and forest of yanbaru is back. There are forest surrounding Kanna Dam and you can see interesting wild plants and hear birds singing everywhere!

漢那ダム資料室
Kanna Dam Museum


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ダム管理棟の横には、入場無料の「漢那ダム資料室」があります。漢那ダム施工や、環境保全、景観配慮、水質保全対策などについての説明はもちろん、小規模ながら漢那ダムややんばるに住むメダカやオオウナギなどの水性生物の水槽や、やんばるの森のジオラマ、昆虫の標本が展示されています。

そして展示の一つの「北部の9ダムをデータで比べてみよう」は、データの比較対象がユニーク(マニアック)です。「ダム本体の大きさ(体積)」は、沖縄県庁(350,000㎥)○○個分、「ダム水面の広さ(湛水面積)」は沖縄セルラースタジアム那覇(約0.026ku)○○個分など、ローカル色があり、分かりやすいのですが、最後の項目「水を集める森の広さ(集水面積)」の対象は伊江島(27.75ku)です。多くの沖縄県民が目にした事があって、馴染み深い伊江島ですが、横から見た伊江島の姿しか頭に浮かんでこないので、「広さ」と言われても、あまりピンときません。そして、福地ダム以外の集水面積は全て「伊江島の約0.3倍の広さ」や「伊江島の約0.8倍の広さ」など、伊江島よりも小さいので、集水面積の広さを実感するよりも、伊江島の広さに感心します。

Right next to Kanna Dam, there is Kanna Dam Museum. It is small exhibition, but there, you can observe some fish, specimen of insects, and diorama of Yanbaru forest.

めだかの学校
Biotope


漢那ダムで通常一般に公開されている場所は、大きく分けて「本ダム公園」や「下流公園」のある南側のエリアと長さ500メートルの脇ダム堤頂を渡って反対側にある「湖畔公園」と「自然ふれあい公園」のある北側のエリアです。

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湖畔公園は、緑の芝生が気持ちいい多目的イベント広場があり、レクリエーションにピッタリの場所です。そして、そこから北側奥の方にある「自然ふれあい公園」は漢那ダム第二貯水池、通称「めだかの学校」で、もともとあった小さな湿地帯の水域を広げて作った人工の湿地帯だそうです。

自然ふれあい公園入口の「夢のかけ橋」を渡ると、そこは湿地に集まる鳥や生き物を観察するための小屋やデッキが設置されたビオトープです。これは、国内のダム事業でのビオトープ創造の先駆けだそうです。観察小屋ののぞき窓から池を泳ぐ水鳥たちの姿がみえます。

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そして、湿地の上に設置された観察デッキへ伸びるボードウォークの周りを赤や青のトンボが飛んでいます。

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水の中に小さな魚の姿がありますが、よく見ようとしてしゃがむと、すぐに逃げて行ってしまいます。ここには、メダカの他、グッピーやカダヤシという、メダカによく似た外国産の魚も住んでいるそうです。

緑の森の中の静かな池の上を春の風に吹かれながらのんびりと歩くのは何とも心地いいものです。

ビオトープ内の通路にはスロープもあるので、誰でも気軽に散策できます。

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尚、漢那ダムを管理する北部ダム総合管理事務所では入会無料の「湖水友の会」のメール会員を募集しています(2018年3月時点の情報です)。広報誌の配信の他、ダムツアーやカヌー体験など、特典満載だそうなので、興味のある人は「沖縄総合事務局 北部ダム統合管理事務所」のウェブサイト内「湖水友の会」をチェックしてみて下さい。

Kanna Dam is separated into two areas. The dam and museum are located in Main Dam Park and there is Lakeside Park at north side of Kanna Lake. There is a biotope at North end of Lakeside Park. There are observation hut and observation decks where you can watch water birds, red and blue dragon flies, guppy, and Japanese killifish, which is endangered species, swimming in the pond.

北部ダム統合管理事務所
漢那ダム管理支所  
住所:宜野座村字漢那中山原2015-2 
電話:0980-53-6321 
FAX: 0980-52-6303

Okinawa General Bureau North Dam Integrated Control Office, Kanna Dam Branch
Address: 2015-2 Nakayamabaru, Kanna, Ginoza, Okinawa
Phone: 0980-53-6321
FAX: 0980-52-6303

posted by Misa Alta at 11:40| 沖縄 ☀| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

大宜味村田港で、冬空を明るく彩る桜と椿をめでる! Mr. Uehara's Camellia Garden in Taminato, Ogimi Village

桜の便りが届き始めた1月、大宜味村の六田原展望台(むたばるてんぼうだい:12月20日のブログ記事)近くの桜並木を見に出かけた時に、偶然見つけた「OPEN GARDEN(オープンガーデン)」の看板。立ち寄ると、色とりどりの椿と気持ちのいいテラスからの絶景がありました。

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琉球の香


When I visited Mutabaru Lookout Point in December 2017 (blog post of 20 Dec 2017), I noticed there were cherry trees on the way to the lookout point. The other day, I drove to Ogimi hoping to see the cherry blossoms, and found Mr. Uehara's camellia garden that was open for everybody to visit.

展望台へ続く桜並木
Tunnel of Cherry Blossoms


1月も下旬にさしかかったこの日、12月に行った六田原展望台へ続く沿道の桜はそろそろ見頃だろう、と大宜味村田港へ車を走らせます。急な坂を上り始めると、花の咲き始めた桜の木が道路沿いに現れます。

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予想していたよりも花は少なく、まだ五分咲き程でしたが、鮮やかなピンクの花が灰色の冬空を明るく彩ります。幅の広い道の脇に停車して車を降ります。平日なのでそれほど人出もありません。桜のトンネルの坂道を登って振り返ると、木々の間に本部半島と海をバックにした絶景が広がります。

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メジロの声が辺りに響き、数匹のアゲハチョウが花から花へと飛び回って、蜜を吸っています。4,5日して満開になった頃にまた来れるかな、と考えながら犬とのんびり並木道を歩きます。車に戻り坂を下り始めると、道の途中に青と黄の文字の「OPEN GARDEN」の看板がある事に気が付きます。

入口に生えている竹のアーチの下を石畳が誘うように奥へ伸びています。

It was the 4th week of January and, usually, time for Okinawa's bright pink cherry blossoms in bloom. When I arrived at the place, the flowers were not in full bloom, but I was able to see a pink tunnel of cherry blossoms. And I noticed there was "OPEN GARDEN" sign with pictures of camellias along the road.

オープンガーデン
Open Garden


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入口の看板と石畳に迎えられて、中へ進みます。石畳が二手に分かれますが、左側へ曲がり、坂道を登って人の声のする方へ歩いて行きます。頂上には小さな建物とデッキチェアが何脚かあり、庭の持ち主の上原延義(うえはら のぶよし)さんと数名の女性がおしゃべりをしています。

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犬を連れて庭を見てもいいか尋ねると、快く了承して庭の回り方を説明してくれます。石畳の途中にある矢印を上原さんに告げられた通り歩いて庭を回ります。赤、白、ピンク、紅白など、様々な色や形の椿が石畳の両側に植えられています。

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肥後日本錦(ひごやまとにしき)


椿に混ざって、シークァーサーやタンカンなどの柑橘類もこの時期、オレンジの美味しそうな実を枝いっぱいに実らせ、足元には淡い藤色から青紫まで様々な色合いのスミレやタツナミソウも可憐な花を咲かせています。

トントンと音のする木の上へ顔を上げると、シジュウカラに混ざって、こげ茶色に白の斑点の付いた鳥が木を嘴でたたいています。後で調べると、リュウキュウコゲラのようです。

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リュウキュウコスミレ
Viola yedonesis var. pseudo-japonica


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タツナミソウ
Scutellaria


I entered the garden and went up the hill where I heard voices of people. On top of the hill, there was a small house with patio and I met the owner of the garden, Mr. Nobuyoshi Uehara. Mr. Uehara greeted me with a smile, and told me how to go around the garden. I walked on the path with my dog following Mr. Uehara's instructions and the arrows by the paths. There are red, white, and pink camellias planted both sides of the path along with shiikwaasaa (Citrus depressa) and some wild flowers and plants.

総本数1500本以上の椿の庭!
There are Over 1500 Camellia Trees in the Garden!


庭を一回りして、建物へ戻るとデッキチェアの置かれたテラスの木々の向こうに、塩屋湾の絶景が広がります。

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「すごい景色ですね〜」と言うと、イスを勧めてくれて、庭に植えられている椿の名前、花形、原産地が書かれた上原さん作成の一覧表を持って来てくれました。「平成30年1月11日現在」と記された表によると、207種類、総本数は1508本もあります。すると、「あー、これ違ってるな。今は1511本、208種類」と言います。椿は日々植え続けられているようです。

このガーデンには沖縄原種の15種類の椿のうち、13種類があるそうです。庭で撮った椿や花の写真を見せて、名前を教えてもらいます。私が一番気に入った、小ぶりな白い花をたくさん付けて咲いているのは琉球列島固有種のヒメサザンカ(椿じゃない!?)で、「日本の椿で香りがするのは、全部この花とのかけ合わせ」だと教えてくれます。椿は一つの花の咲いている期間が長く、通常10日〜14日間楽しむことができるそうです。

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ヒメサザンカ
Camellia luchuensis


After going around the garden and taking some pictures of the flowers, I went back to the patio where I could admire panoramic view of Shioya Bay and Motobu Peninsula. Mr. Uehara, then, brought a list of camellias planted in his garden. According to him, there are 208 species and total 1511 camellias in his garden (as of 23 Jan 2018 and the number of trees keeps growing)!

やんばると椿に魅せられて
Friendly Mr. Uehara


上原さんに大宜味の出身なのか尋ねると、出身は糸満で自宅もここでは無いと答えます。やんばるの自然が好きで、平成6年(1994年)に大宜味に山小屋を建てて、庭づくりを始めたそうです。

何もない山の中で、庭の整地をするのに8年かかり、シークァーサー、タンカン、黒木、そしてツツジを植え始めたそうですが、ツツジはうまく咲かず、椿に切り替えたそうです。オープンガーデンは7年前から始めて、庭の手入れをする為に、今はほとんど山小屋で過ごしているそうです。

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山小屋の前のテラス


上原さんにこの庭のどこが一番お気に入りか聞くと、「景色」そして「椿」と答えます。椿の魅力は園芸種でも自然に溶け込む美しさで、葉や幹の形がすばらしい「新しい自然」だと言います。

特にオープンガーデンについて宣伝をしたわけでは無いけれど、訪れた人の口コミやSNSの投稿で毎年訪ねて来る人が増えているそうです。一日に37、8名の人がやって来るそうで、来ないと思った雨の日でも10名前後の人が訪れるそうです。以前犬を飼っていたと言う、犬好きでフレンドリーな上原さんの元には、常連もよく来るようです。この日訪ねて来ていた東村出身の女性もその中の一人のようで、この辺りの話を色々聞かせてくれました。

椿の花の時期は11月〜4月頃までなので、当分の間、この絶景と椿のコラボレーションを楽しめそうです!

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原種のヤブツバキ
Camellia japonica L.


Mr. Uehara is originally from Itoman City and his actual residence is in Itoman also. He has always loved nature of yanbaru (the northern part of Okinawa Island), and in 1994, built a "mountain hut" and started gardening in Ogimi. It took Mr. Uehara 8 years to landscape and he started doing the "open garden" 7 years ago. Mr. Uehara did not advertise about the garden himself, but people who visited the garden talked about it and shared it through SNS, and now, more people visit his garden each year. Some people are "regulars" and enjoy the garden, the view, and Mr. Uehara's company.

上原さんのオープンガーデン 
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字田港247番地 

Mr. Uehara's Garden
Address: 247 Taminato, Ogimi, Okinawa


posted by Misa Alta at 18:51| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

冬こそ訪れたい、海洋博公園 熱帯ドリームセンター Tropical Dream Center at Ocean Expo Park in Okinawa

2017年クリスマスから年末年始にかけて、天候にも恵まれて暖かい日が続いていましたが、成人の日を境に気温も下がり始め、沖縄にも本格的な冬が到来しました。1月の平均最低気温は13度〜14度ほどですが、どんより曇り空で強風の日も多い冬の沖縄では、気温が14度の時でも体感温度は零度〜4度と言う事もしばしばあります。

そんな南国沖縄が極寒の地と化した時にも色鮮やかな熱帯植物を楽しめるおすすめの場所が、海洋博公園内にある、その名も「熱帯ドリームセンター」です。年末に手にしたチラシで知った展覧会、『ウィルソンが見た沖縄 ー琉球の植物研究史100年とともにー 』の巡回展が熱帯ドリームセンターで2017年11月3日〜2018年1月7日まで開催される事を知り、正月、集まった家族と一緒に久しぶりに熱帯ドリームセンターへ出かけました。

During the winter, there are many days with cloudy skies and strong north winds blowing in Okinawa and the place becomes far from "tropical island". However, at Tropical Dream Center in the Ocean Expo Park in Motobu Town, you can enjoy flora and fauna of tropical and subtropical regions all year around!

華やかなランの温室
Greenhouses of Beautiful Orchids


熱帯ドリームセンターへ私が最後に来たのは十数年前でした。色々な場所が目まぐるしく変わる沖縄で、ドリームセンターに入ると、建物やクロトンパティオに置かれたタイル張りのベンチが20年ほど前と変わらず、懐かしくほっとします。

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順路に沿って進むと、一番最初にある温室が「ファレノプシス温室」で、日本では「胡蝶蘭」の名で親しまれているランです。温室に入ると、白の胡蝶蘭の壁が出迎えてくれます。

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温室内にはランの他にもヒカゲヘゴや園芸店などで見かけるアンスリウムなどの熱帯の観葉植物もあります。先へ進むと、ピンク、オレンジ、黄、斑点模様など、色鮮やかな胡蝶蘭が温室内を彩ります。

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葉の形が鹿の角に似ている事からビカクシダ(鹿角羊歯)と呼ばれる別名コウモリランの立派な株を見ていると、温室内にいた職員の女性が「上向きの葉と下向きの葉にそれぞれ違う役割があるんですよ」と教えてくれます。この日は参加しなかったのですが、ドリームセンターでは無料のフラワーガイドツアーや熱帯植物学習・観察ツアーも行っています。また、チケット売り場では「PDA音声ガイド」の貸し出しも無料で行っていて、時間に縛られずに自分のペースで見て回れるのでおすすめです。

ファレノプシス温室の後は、土を必要としない着生ランの「バンダ温室」、甘い香りに包まれた華やかな「カトレア温室」へと続きます。

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ランの温室内では、香料になるバニラや沖縄島固有種で絶滅危惧種のオキナワセッコクも栽培・展示されています。

Right after entering the Tropical Dream Center, there are three greenhouses of different genera of orchids: Phalaenopsis Greenhouse, Vanda Greenhouse, and Cattleya Greenhouse. There are so many different colors and shapes of beautiful orchids displayed in the greenhouses and some of them are rare and/or endangered species. To get information about plants and the facility, you can get free rental Personal Digital Assistant (PDA) device in Japanese, English, Korean, Simplified Chinese and Traditional Chinese at the ticket booth at the entrance.

不思議な果物がいっぱい、果樹温室
Fruit Tree Greenhouse


ランの温室を抜け表へ出ると、ピンク、紫、オレンジ、黄緑と鮮やかな色彩のブーゲンビリアやコリウスが空間を彩り、ネッタイスイレンが浮かぶロータスポンドもあります。ネッタイスイレンは、この時期でもピンクや紫の花を咲かせています。

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ロータスポンドを後にして、熱帯果樹が栽培されている暖かな果樹温室へ入ります(寒い日はまさに楽園です!)。鳥の声が熱帯の森を演出するこの温室内では、世界一大きな果実と言われる人の頭ほどの大きさのパラミツ(ジャックフルーツ)や丸い実が砲丸に似ている為、ホウガンボクと呼ばれる木、チョコレートの原料になるカカオ、その他、沖縄の道の駅などで時折目にするスターフルーツやカニステルなども展示されています。

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カカオの実は、熟すと黄色いフットボールのようになる。
Fruit of Cacao


Outside of the Cattleya Greenhouse, there are colorful bougainvillea and coleus around the Lotus Pond. I was surprised to see pink, purple and white Tropical Water Lily flowers in bloom under cold January sky. Walking into Fruit Tree Greenhouse, you will see interesting shapes and names of tropical fruits. I was able to see cacao, which is the ingredient of chocolate, bearing fruits on the tree!

回廊とバベルの塔
Gallery and the Tower


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熱帯ドリームセンターの一番奥にある回廊で、目的の展覧会が行われていました。この展覧会は沖縄県立博物館・美術館と一般財団法人沖縄美ら島財団の主催で行われたもので、英国人プラント・ハンターのE.H.ウィルソンが1917年(大正6年)に沖縄で撮影した写真が大型印刷で展示されていました。

立派な琉球松並木の宜野湾街道や、砂浜に並ぶサバニがのどかな名護湾、嘉手納の比謝矼、そして瓦屋根や茅葺屋根の民家が立ち並ぶ那覇の垣花など、在りし日の沖縄の人々や植物、美しい風景が写真に収められていて感動しました。

この回廊横には軽食やドリンクが楽しめるカフェ「スコール」もありますが、回廊隣にある展示室の先、催物展示室内には、飲食OKの休憩コーナーもあります。

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空調の効いた室内なので、寒い日も暑い日もゆっくりできる穴場スポットです。この日はおせち料理を弁当にして持って来ていたのでここでゆっくり、くつろぎました。

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休憩コーナー隣にあるやんばるの森を紹介するコーナー
Exhibition hall of Yanbaru Forest


この後、熱帯ドリームセンターのシンボル、高さ36m(約8階建ての高さ)の遠見台へ階段で登りましたが、頂上へ着いた時にはかなり息切れしてしまいました(エレベーターも有)。

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ここからは古代遺跡のようなドリームセンターの建物や東シナ海を一望でき、中庭中央のチューリップ畑がハート型になっている事に気が付きます。

ところで、初めてこの遠見台を見た時には「バベルの塔だ」と思いました(熱帯ドリームセンターは1986年に開園)。以前は、回廊に黒ヒョウのオブジェも置かれていて、まさに子供の頃に見たアニメ「バビル2世」を彷彿させる場所でした(昭和!)。

Gallery is located at the far end of the Tropical Dream Center and there are African Baobab trees at the center of the Gallery. Seeds of baobab tree were planted in 1979 and the flowers bloomed in 1999 for the first time in Japan. And then, the tree bore fruits in 2000 also for the first time in Japan. Right next to the Gallery, there is Cafe Squall where you can have light meals, drinks, and desserts. Also, near there, there is Exhibition Room for Events with rest space with AC on. You can climb 36m high observatory tower next to the Gallery to enjoy view of East China Sea with Ie Island, Sesoko Island and Izena & Iheya Islands (elevator is also available ).

中庭とビクトリア温室
Courtyard and Victoria Greenhouse


遠見台を下りて、中庭へ向かいます。むき出しになった土の間から小さなチューリップの芽が出ています。2018年1月13日(土)〜 28日(日)にかけて開催される「チューリップフェア」の為に8万株の色とりどりのチューリップが植えられているそうです。

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中庭のチューリップ畑と果樹温室 
Tulip field at the Courtyard and Fruit Tree Greenhouse


熱帯ドリームセンターではこの他にも様々なイベントが年間を通して行われていて、毎年1月後半から2月前半頃に開催される「国際洋蘭博覧会」は2018年に32回目を数える、国内では最も古いラン展だそうです。ちなみに、今年の洋蘭博覧会の開催期間は2月3日(土)〜 12日(月)です。

中庭を通過した後は、アマゾンの熱帯植物や魚が観察できる「ビクトリア温室」へ入ります。

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温室内には池もあり湿度が高く、この日は目にしなかったのですが、葉が1m以上になって子供が乗っても沈まないという、パラグアイオニバスなどの水生植物や湿性植物、そして食虫植物も展示されています。

温室の地下からは、この池にいる珍しい魚を観察する事もできます。生きた化石とも呼ばれる、体長約2.5mの巨大魚「ピラルク」は鎧の様な銀色の顔がピクリとも動かず、始めは置物かと思いました。このすぐ後にタイミングよく餌の時間になり、泳ぎ回る姿を見ることができました。

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こわもての顔も正面からみると愛嬌がある。「コンニチハ!」
Pirarucu says "Kon-nichiwa!"


自然界では、大きいものは体長5mほどにまで成長するそうで、硬くて大きなウロコは靴ベラとしても利用されるそうです。

There are many events held at the Tropical Dream Center throughout the year.
Between 13 - 18 January 2018, "Tulip Fair" with 80,000 tulips will be held and "Okinawakokusaiyoranhaku*kai 2018 (Okinawa International Orchid Exhibition 2018)" will be held between 3 - 12 February 2018. After passing the Courtyard, there is Victoria Greenhouse where you can observe tropical aquatic plants and fish. From the basement of the greenhouse, you can see 2.5m long "Pirarucu" (Arapaima gigas) and other interesting fish of the Amazon.

ロータスポンド
Lotus Pond


ビクトリア温室の外は、果樹温室に入る前に見たロータスポンドの反対側です。天気が良ければ、モネの『睡蓮の池』気分にひたって、池の周りにあるベンチに座ってぼんやりするのも気持ち良さそうです。

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「熱帯ドリームセンターTOUR GUIDE」パンフレットによると、園内は標準コースで約1時間、短縮コースで約30分と案内されていますが、ここへたどり着くまでに2時間程経っていました。見どころが沢山ある熱帯ドリームセンターは、時間をかけてゆっくりと見て回りたい秘密の園のような場所です!

2018年1月時点の入場料は大人690円、小人350円、六歳未満入場無料です。尚、水族館チケットを提示で、割引料金の大人340円、小人170円で入場できます。また、無料入館日や休館日も設けられているので、前もって海洋博公園ホームページで確認する事をおすすめします(熱帯ドリームセンターは2018年2月1日(木)と2月13日(火)は休館日です!)。
車で来園する場合は、ドリームセンター入口すぐ近くにある駐車場P8が便利です。

Outside of the Victoria Greenhouse is the other side of Lotus Pond that you saw earlier. It is peaceful place and reminds me of Monet's Water Lilies. There are benches around the pond, so if the weather is good, this will be a nice place to daydream. As of January 2018, the admission fees of the Tropical Dream Center are 690 yen per adult and 350 yen per child (5 years old and younger will be free). If you have Churaumi Aquarium ticket, you can get discount price: 340 yen per adult and 170 yen per child. There are also free admission days and closed days, so better to check Ocean Expo Park website before you go (Tropical Dream Center will be closed on 1 & 13 February 2018!). Parking Area P8 is located very close to the entrance of Tropical Dream Center.   

熱帯ドリームセンター(海洋博公園管理センター)
住所:沖縄県国頭郡本部町字石川424番地 
電話:0980−48−2741 
Fax: 0980−48−3339

Tropical Dream Center (Ocean Expo Park Management Center)
Address: 424 Ishikawa, Motobu, Okinawa
Phone: 0980-48-2741
Fax: 0980−48−3339

ラベル:やんばる 自然
posted by Misa Alta at 22:42| 沖縄 ☁| 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする